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5月31日 仕事柄いろんな人と出会う機会が多い。 僕の場合はその場で名前はすぐに覚えてしまう。ひとつには名刺を交換したその場で、すぐに相手の名前を呼ぶことにしているからかもしれない。 だがもうひとつ秘術が僕には、ある。 相手の顔を似ている人、つまり過去に付き合ってきた友人、芸能人、その他動物とかに見立てて分類してしまうことである。例えば、以前このダイアリーに書いたように現場の所長は・・・赤井英和に似ているな、そう思うとすぐにその人は、赤井さんになってしまう。思わず間違って呼びそうになったことが実はある。 ジャイアンツの清原、柳沢慎吾(?漢字があっているかどうかは定かではないが、ま、いいか)、ネプチューンの原田泰三、名倉じゅん、吉本新喜劇の内場勝則、その他森から飛び出てきた野生動物に似てるな、と思う時もある。(どんな顔してるんだよ〜) まあ、そうやって分類、分析をしていくことで親しみを感じる、親しみを感じるからこそもっと一生懸命に頑張ろうと思う、それも今後の仕事につながっていくと思うので。 以前、阪神電車に乗り大阪へ移動している時に、阪神御影駅から乗り込んできた男が僕の隣に座った。 誰かに似ている・・・・・・・・。 それが誰かということは瞬時には思い出さない・・・・。まあ、いいか、梅田についてからでも歩きながらゆっくりと思い出そう、そう考えていた。 西宮で電車が止まったときに思い出した。そういえば・・・いつも自宅を出たときにすれ違う、いつも散歩をしているあのオッサンに似てるんだよぅ、そうかそうか、そうだったのか・・・・だけどそのオッサンも誰かに似てたな〜〜〜次第に頭の中でそういった試行がぐるぐるまわり暗礁に乗り上げていくのがわかる。 ・ ・・・・・・そうだ!時々テレビに出ている桂文珍、だよ、そうだ、よかった、思い出して・・・・。 こういう時って気持がすっきりするものだ。 後でわかったことだが、桂文珍、さんは自宅マンションのすぐ近くにお住まいだったとのこと。 どうりで似てるわけだ。 5月30日 1ヶ月間のダイアリーを1ページにまとめてしまうと、ダイアルアップを使用しているところのパソコンでは立ち上がりまでに非常に時間がかかる、ということを指摘された。 だらだら書いてるからだよ!などというお叱りを受けるかもしれないが、まああくまで個人的な日記、ということでお許しをいただきたい。 そういうわけで、今日は比較的短い文章にとどめておくことにする。 ・・・・・実は仕事が終わるのが遅くなって非常に眠い!!ってところが実は本音なのですよ。お疲れ様・・・・・で、オチはないのかよぉ〜〜 5月29日 元町駅の南側にはスターバックスコーヒーが2件ある。少し離れてはいるがそんなに近いところに作ってどうするの?という気持になってしまう。 今日夕食時にその北側の店のそばを通ってみると隣にド・トールコーヒーが近日開店、という雰囲気で内装の仕上げをしていた。食うか食われるかという感じが如実に出ている光景である。 ド・トールコーヒーは大阪へ出たときはよく利用している。サンドウィッチにコーヒー或いはチリドッグをオーダーするときもある。一方、三宮の国際会館地下にスターバックスができた時は物珍しさで入ったこともある。分析をすれば、ド・トールはどちらかといえばサラリーマンが忙しいさなかの昼食を、または時間つぶしに利用するケースが多い。スタバ(面倒くさいから略しますね)の場合は圧倒的に女性が多い。実用的にはド・トールであり、目の保養のためにはスタバ・・・・、そういう男性は意外に多いかもしれない。 どちらにしても熾烈な戦いではなくリピーターを分類して共存共栄するかもしれない。むむむ、なかなかそういうマーケティングもなされた上での戦略なんだな、と一人で感心してしまった。(本当かどうかは定かではないが・・・) そう思いつつ一貫楼の五目ヤキソバにするか、はたまた元町駅北側にある順徳で海老汁そばにするか迷いつつ一貫楼に入ってしまった。これは決して好みの問題ではなく、金銭的な問題から決定するという選択肢が大きな要素となったのですがね。 そういう場合も、ある。 5月28日 吹き出し口から温風が吹き出してくる。ちっ、またかよ・・・と思いながらエアコンのスイッチを切る。まあ、毎年のことながらこの相棒は決まって夏前になると駄々をこねる。窓を開けると43号線の前を走っているトラックからの黒い排気ガスを全身に受ける・・・・。まあ、いいか、例え運転席側の窓があかなくなっても、パワステのハンドルが動かなくなったとしても、いつものことだから・・・。 もう4年程前になるのだが、「あ〜もしも〜し」のK社のY部長と和歌山に行ったときのことだ。初夏のいい天気の中湾岸線を走る。助手席を見ると、Y部長がシートをカタツムリのようにかがみながら前にやったり、身体をそらして足が届かなくなるくらいに後ろにやったりと・・・遊んでいる。 「いい天気になりましたね。」「おう、クーラーつけろや!」、エアコンのスイッチを入れる・・・普通ならばここで涼感のある風が心地良く、となるはずなのだが、熱風が吹き出してくる・・・。 「暖房つけてるのか?」、ちゃんとエアコンのスイッチはcoolの方にむいているのだが・・・・。「ちゃんとクーラーになってるんですけどね・・・、そのうちに涼しくなってきますよ。今日は熱いですからね・・・・」「・・・・」。 いつまでたっても涼しくならないどころか、温風が締め切った車内をどんどん暖めていく。「どうやら故障しちゃったみたいですね。」「じゃあ、窓を開けていくか、天気もいいしな」。車が湾岸線から阪和道路に入ろうとしたときのことだ。にわかに空が掻き曇ってきて、ぽつぽつ・・・じゃあなかった、いきなり土砂降りになる。 雨男だもんね。 「フレッシュエアーは入らないのか?」「この車はそんな気のきいたもの、入らないんですよ。」。助手席ではいよいよ我慢ができなくなったのか、Y部長はまず上着を脱ぐ。シャツをはだけてネクタイを緩める。僕は手があかないから上着のまま汗にまみれていく・・・。 蒸し暑い車内に汗まみれの男が二人・・・・・である。 そのままエアコンの効かない車内に閉じ込められたまま土砂降りの中和歌山へ・・・・。 「もう!!!二度とこんな車でいかねぇ〜からな!!!」そう思ってたんだろうな、きっと。 その部長も定年退職が決まったとのこと。 ひとつの時代が終わり、僕もひとつ次の座席にシフトした、そう感じている。 明日は朝から和歌山へ行く予定だ。エアコン大丈夫だろうか・・・・・・。 5月27日 飲み方についてのスタイルは独立後変わってきたと思う。 サラリーマンをやっている頃よく行っていたジャンルの店はとんと行かなくなった。ひとつはそれだけ年齢を重ねたせいでもあろうが、付き合う範囲が多岐にわたってきたことが原因していると思う。 建築業界に属しているからといってまずは同業者とは飲んだりはしない。飲んでまで仕事にからんだ話はしたくはないからだ。同じ業界でも少し離れた、言ってみれば補色的な位置にある仕事をしている人間とはさほど抵抗なく飲める。例えば、僕の専門は構造技術というところに位置しているからして、技術という左脳を主に使う人間ではなく、右脳を主体に使っている仕事、デザインなどはそのひとつだと思う。 近くにオフィスを構えるデザイナーのY氏とはそういった意味では時々飲みに行ってお互いに刺激しあう仲でもある(変な仲ではないが)。 そのY氏に成田一徹なる人物を紹介していただいた。成田氏は日本でも稀有なバーというものを切り絵で表現できる人である。一瞬のショットを見事に表現している。彼の著書「to the Bar」にこう記してある。「Barの扉の向うには、いつも胸ときめかす世界が待っている・・・」と。そう思うようになってきたのは最近のことではあるが、わかる。いつのまにか、いろんな人と知り合って少しばかり大人の側へシフトしてきたことに最近気がつくようになってきた。 ・・・と、たまに自分を演じるようにこういうことを書いてみるのも悪くはない、でしょ?。 ※以前ダイアリーに、バルコニーにハチドリが飛んできて・・・と書いたことがあったが、うらじゅんを読んでもらっていた人からご指摘があった。 ハチドリは中南米のみに主に生息している鳥であって、我が家のバルコニーに飛んできているのは・・スキバホウジャクという蛾、であったらしい・・・・ げっ!僕は蛾をそれこそ愛でるように眺めていたのか・・・・ショック!!・・・・・いきなり大人の世界から引き摺り下ろされちゃった、そんな感じがする。 5月25日 芝の香りがする。 久しぶりのゴルフ・・・それにしては少し蒸し暑いし、足が重い。昨日の酒がきいたのだろうか・・・・・・・・ 気がつくとベッドに寝ており、顔のすぐそばにモモ( ミニシュナウザー、メス4歳)の尻がある。芝の香りはしばらく洗っていないこのモモから発する匂いだったらしい。 お腹の上にはココ(黒猫、メス4歳)が喉をごろごろ鳴らしながら眠っている。どうやら昨日オフィスで少し眠ってからかろうじて自宅に帰ってきたようだ。 週末に大阪で飲むと疲れも手伝ってこうなってしまう・・・。週末飲むとしたらやはり神戸のS氏のバーで落ち着いてやるのが一番だと思う。 土、日はしばらく仕事を忘れてのんびりとすることにしよう。 最近は日が長くなってきたので夕方6時を過ぎてもまだ明るい。 モモを連れて六甲アイランドに散歩へ行く。夕陽は西の方に沈みかけてはいるが、その光量ゆえに海の向うの紀伊半島がくっきりと映し出されてなんともいえない光景ではある。この時期独特の色合いではないだろうか。 明け方の白白としたその色合いを、故ジョンレノンはマーマレード色の空、と表現した。となると、この沈みゆくオレンジとピンクが混ざり合った色合いを、彼ならばなんと表現したのだろうか・・・表現力の乏しい僕には思いつかないままではあったが、目に焼き付けてはおいた。いつかはうまい表現が見つかるだろうと思う・・・。 平日は寝るまで左脳ばかりつかっている僕にとって、週末のこうした時間は右脳を刺激するときでもある。 オフの時間をもう少し楽しむことにする。 5月24日 大阪で設計事務所の友人と久しぶりに食事をする。 久しぶりだっただけにひどく酔っ払ってオフィスに戻ってくると既に12時を回っていた。ソファで少し休んでからこのダイアリーを書いている。 ・・・が、しかし・・・・結局眠ってしまったようだ・・・・・日記になってないよね。 5月23日 どの業界でも符丁(ふちょう)、というものがある。 寿司屋に於いては、ガリにムラサキに、あがり・・・・・。 「お茶もらえますか?」「おい!3番さんあがりだってよぉ!・・・」などとこられると符丁というものの心得がなければちょっと気まずい思いをすることがあるものだ。 その点僕がひいきにしている阪急十三駅にある立ち食い蕎麦屋は気にするほどのものではない程度の符丁というものがまた、ある。天ぷら蕎麦はてんそ〜、これはわかる。天ぷらうどんになると、しろてん一丁!・・・となる。その色からこうやって区別をしているのであろう。これはその店独特のものなのかもしれないが・・・。 夕食は久しぶりに遠出をする。サン地下という三宮の中心にもぐりこんでいる地下商店街を歩く。いつもならここを通って表に出て希望(ホープ)軒に行くところなのだが、今日は少しばかり浮気心が出て、地下商店街にある くま五郎 というラーメン屋に入る。 賛否両論はあるものの、僕はこの店も、好きだ。さっぱりした冷やし中華を食べようと思ったからである。関西では冷やし中華のことを 冷麺(れーめん) と呼ぶ。このあたりが地域性というところのものがあるのであろうがこれはこれでまたいい。 アイスコーヒーのことをれいこ〜、と呼んでいるオッサンには抵抗はあるのだが。 で、ここでもやはりその店独特の符丁というものがあった。店に入るや、「いらっつぁーませ」と舌足らずな口調で僕たちを迎えてくれた女性店員がカウンターに向って、オーダーした冷麺に半チャーハンのことを「れ〜ちゃんいっちょぉぉ〜〜」よくそこまで縮めたものだと感心してしまった。 大学を卒業して大阪に戻ってきたばかりの頃、同期の連中と阪急東通商店街の中の寿司屋に入ったことがある。僕自身は、学生時代御茶ノ水の回転寿司屋に通い慣れていたこともあって、符丁とかオーダーの仕方にはいささか自信は持っていた。同期であるもう一人の男Tはあまり慣れていないようで席についても落ち着かない様子である。 「にいちゃん、なにしよ!」「じゃあ、まずはえびに、マグロにいかを・・・」普通にオーダーする。「そっちのにいちゃんはぁ?」・・・・カウンター越しに壁に張り付いているメニューを彼はじっと見つめている。間違ってもいきなりウニとかアワビなんて頼むんじゃあねえぞ!心の中で僕は一瞬そう思った。 「きまったぁ〜〜?」威勢のいい兄ちゃんがえびを握り込みながら再び聞いてくる。 「じゃあ・・・しろじか、ちょうだい」・・・・イママデソウイウシナハキイタコトガナイゾ・・・そう思った。カウンターの向うの兄ちゃんも一瞬手が止まって考え込んでいる様子だ。どんな魚なんだよ、それは・・・・彼はメニューを指さして、「そこにかいてあるやんか〜、それ、そのしろじかね」。 「にいちゃん、これは白鹿。これ、日本酒なんやけどなぁ・・・・」。 一緒に行く男を間違えたばかりに気まずい思いをしたことが、ある。 5月22日 「もしも〜し、あ、Yだけども・・・」 K社のY部長の電話からの第一声はいつもこうだ。 「おはようございます、いい天気ですね〜・・・・」、「おう、で・・・・・え〜〜〜っと・・・なんやったかいな・・・・」・・・用件を忘れている。 Y部長からの電話はいつもここから始まる。 日常電話での対応が非常に多い仕事なので、相手の話し方の中にある癖には比較的敏感な方でもある。 受話器を口に近づけて話す人、「もしもし・・ぐしゅるるるる・・・このモーメントの出どころだけど・・・じゅぷああああああ・・・・」、きっと鼻が悪いんだろうな・・と思ってしまう。水中で話をしているわけでは、決してない。 遠くで話をしているように聞こえる場合は、きっと肩に受話器をかけてデスクに足でも投げ出しながら鼻毛を抜きながらでも話してるんだろうな、と思う。 最近では、声で相手の骨格がわかるまでになってきているのは、これも職業病なんでしょうね、きっと。自分と似たような声だと体型もほぼ似ているんじゃないか、鼻が詰まったような声はいささか肥満気味なところを悩んでいるんじゃないだろうかと、つい聞きながら考えてしまうところがある。 大きな声の持ち主は自信家か逆に小心者・・・、小さな声は自信がないかひねくれものだ、なんてね。 電話にまつわる失敗も時には、ある。 「こちらは設計事務所でジュンアソシエイツの・・・」と、抵抗なく言えればいいんだけど、最初に詰まっちゃうとたちが悪く、「 じゅんあちょちえいちゅでちゅううう・・・」電話の向うでは肩が震えているというのも、わかってしまう。 「よろしくお願いします、で今度の打ち合わせは・・・・」そこまで頭の中で考えており、早くその次に行きたいと考えている場合などは、つい焦って「 よろしこ・・・」とやってしまう。 今度はオフィスの中でスタッフが肩を震わせているシーンもしばし見受けられる。 だけど、まだこういうのはかわいい。 少し専門用語にはなるが、建物の基礎は地盤が悪いと杭で支持をする、そしてその上に基礎を置き、そこから柱が立ち上がって形ができていく。 一般素人さんには見えない部分の打ち合わせをしている時、杭の位置がここで、基礎がここ・・・・、また悪い癖が出てしまう。急いでいるのでつい焦って・・・ 「 クソがここですから・・・」 周りの目が点になっている。広い応接室でいままで熱気が溢れる場であったのがいつのまにかこの一言で静けさを呼んでしまった・・・・。 いくら忙しくても対応は丁寧にしなければいけない、そう思う今日この頃でもある。 5月21日 そろそろ虫が出てくる季節となった。 今も、オフィスの窓を少し開けていると外から羽アリのような虫がデスクの上に置いてあるマンションの平面図のちょうどリビングのあたりで休憩している。 人には誰にでも弱み、というものがあるが、僕の場合は夏の虫、特に蛾・・・これは嫌い、というよりはこわい。 僕が住んでいるマンションは山の上に位置している。 街中では見られないような虫、例えばゲジゲジ、ムカデ、こういう気持悪い虫から時にはバルコニーに置いてある花にハチドリが飛んでくる場合もある。ただ僕が帰る時間帯というのは遅いわけだからそういったかわいらしい系の虫(鳥なのかな?)はもう寝静まっているわけで、大体が気持悪い系が多い。その中で際立っているのがやはり蛾、である。 山育ちの蛾はでかい。自分の手のひらくらいの水色系の蛾なぞが廊下の壁に止まっているものなら、もうそこから先へは足がすくんで通れないのである。それくらい蛾は怖い。 以前九州のひなびた場所にある温泉に行ったことがある。 浴場に入るとたまたま誰もいない・・・こういうときはその場所を独り占めにしたような、すごく贅沢な気分になるものである。サウナに、滝のように流れ落ちるマッサージを兼ねたシャワー、そして晴れ渡った空に山の緑がまぶしすぎる、そういうロケーションの中に露天風呂があった。 人情としては、まずはその露天風呂でしょ、こういうところで疲れを癒すのはやっぱり贅沢なんだろうな・・・だけどこういうのがなくっちゃ仕事なんて・・・と思いつつ外に出るアルミサッシュの扉のノブに手をかけようとした瞬間・・・茶褐色の蛾が、そこに張り付いていた。しかも少し大きめである。 「どうしてなんだよ〜〜・・・」誰もいない露天風呂に入りたいんだよ・・・どうしてタイミングよくこんな狭いところに張り付いてるんだぁ!その蛾を払う勇気もない僕は諦めて、ま、いいでしょ、そのうちにどこかへ飛んじゃってくでしょ、どうせ・・・。 まずは身体を清めてからでも遅くはない、と思い直し、桶をおいて身体を洗う準備を始める。内心は「くそ〜〜」であるが。 自分が嫌いなものというものは嫌ってるところへ集まってくる、というのは持って生まれた本能なのかもしれない。飛んでくるジャンこっちへ・・・・。冗談じゃあないぜ、まったく。よし、上等じゃあないか、と手に持っていたシャワーを幾分温度を上げて彼(?)に向って吹きかける。普通なら濡れて落ちると思うもんね。 だが蛾の粉というのは水分をはじく、ということに気がついたのはこのまさに戦闘中のことだった。濡れて落ちるどころかますます戦闘意欲を燃やしてこちらに向ってくる・・・。 いい年をしたオッサンが素っ裸でシャワーの線を振り回している図。まさに滑稽である。こんなところ誰にも見られてなくてよかった・・・・・・・・ ん??よく見ると浴槽に枯れ木のように引っかかってるものが・・・一人だと思っていたのだが浴槽に枯れ木のようなじいさんが隠れているのを見逃してしまっていた。 ずっとその状況を彼は見ていたのである・・・・・。 思い出しても恥かしい夏の日の思い出である。 5月20日 W杯の代表が発表された。 悲喜こもごもが各民放で放送されていた。何であの人が〜(選ばれた選手、落選した選手共)、なんて思った人が多いと思う。僕は野球にしてもサッカーにしても比較的体温の低いファン(・・・といえるかどうか)なので、そういう放送を意外と冷めた目で見ることがしばしばである。熱狂的なサポーター、というのは勝っても負けても大騒ぎをするわけだが、これには疑問符がつく。こんなことをいえば怒られちゃうかもしれないけど、成績が悪ければブーイングをするべきであろうし、よければ応援をする。そういう風に考えれば、サポーターというのはその選手、チームに対するただの追っかけではないんじゃないかとも思うこともときには、ある。 落選した選手にしても、ただかわいそうだとか思うんじゃなく、選ばれた選手に対して動きがければ会場でブーイングしちゃえばそれでいいんじゃないのかな。でもその時はそのときでやっぱり応援しちゃうでしょ?フーリガン対策にしても、じゃあ日本人がW杯の最中に大騒ぎをして怪我人が出たとしたら、この場合は外国人の場合じゃあないから当てはまらないとか、人権がどうのこうのと、結局うやむやになっちゃうんじゃないのかなとも思うわけで、なんか全てがちょっと中途半端な気がするわけですよ、日本の場合はね。 週初めからちょっと過激なことを書いてしまって反応が怖い。 朝から電話でしゃべりっぱなしの上、昼から中津で打ち合わせを行う。帰ってくるとまた電話に社内ミーティング・・・解放された今の時間はちょうど午後10時。 わけのわからない文句ばっかりいってないでさっさと仕事をして帰りなさい!とお叱りを受けそうだが、これからややこしい仕事に取り掛からないと明日の朝、また督促の電話が入ることになる。 他人事に対しては冷静なのに、自分のことになると・・・まわりから大ブーイングがかかりそうな、月曜である。 5月17日 8:30舞子駅からその近くにあるマンションの現場へ向う。 昨晩はちょっと遅くまで中学時代の友人と飲んだため頭が少し思い・・・それにまた、雨だ。 打ち合わせに行くんだ、と張り切っていたスタッフの盗撮小僧F君は風邪でダウンしてしまった。肝心なところでダウンかよ〜、と思いつつその原因は今僕の横で鼻水をすすっているK社のS氏のせいだと確信するに至ってきた。だって昨日Fは彼と午前中ずっと打ち合わせをしていたんだから・・・。そう思うと今度は僕の番か、やだな〜そんなの。 ちょっと抵抗力が落ちているので気をつけて少し離れてようと思うのだが隣に座っている関係上そうもいかない。「これはこうだから・・・こうですよね!」いきなり僕の方を振り向いて同意を求めてくる。それはそれでいいのだがS氏からの口から微粉末と化した風邪の菌を含んだ唾液と、鼻水の微粒子が僕をめがけて飛んでくる・・・。 風邪が流行っている時期に電車に乗るというのもやはりイヤなものだ。 座席に座っていると前に立ちはだかったスポニチかなんかの新聞を読んでいるオッサンがいきなり、ゲホ!!、隣で足を広げて座っているこれまた別のオッサンが・・・グショ〜〜〜イィィ〜〜〜なんてくしゃみをする。もう病原菌がすさまじい勢いで自分の体内に入ってくる感じがしてならない。 こういうときはせめて健康体用車両とちょっと風邪を引き気味の弱健康体用、それに重症用の車両に電車を分けてもらいたい、弱冷房車や女性専用車両があるように。 季節の変わり目は体調を崩す人が多いので気をつけましょう。 5月16日 台湾在住のT氏とはメールの交換をいつも英語で行っている。 彼は日本に10年以上住んでいたのだがたまたま台湾に仕事が決定し、今は蒸し暑い台湾で日夜頑張っている。業務は英語を使わなければならないとうことなので、僕も多少それにお付き合いをして、ということである。 英語を使っていると、実はこういうことを言いたいんだけど、どうしてもそうならない場合ってのが多々ある。例えば、・・・・・あ、ここで僕が使っている英語を公表してしまうといかに普段乏しい英語を使っているかがわかっちゃうんでやめときますがね。 とにかく僕としても日夜学習能力を高めるためにそういうことをしている、ということです。 北野町の坂の上のT字路を左に曲がって少し行ったところにFrench cafe VIGNEというレストランがある。 友人でもあるフランス人のエマニュエルが経営している店なのだが、毎週金曜日の夜はワインパーティーが催されている。最近はあまり参加していないのだが、ひところは気分転換のつもりで行っていたことがあった。いろんな国の人とコミュニケーションをはかれるので楽しい。 その日にイギリスから日本に着いたという女性と少し話をすることになったので、まあただ挨拶をするだけっていうのもなんだから、特に関西での挨拶の仕方、そのしきたりについて少しレクチャーをしてみた。 How are you? nice to meet you・・・これをこんにちは・・・、というのはあくまで標準的な言葉に過ぎない。関西では更に愛情を込めた表現方法があるので、これをまず習得しなければならないのですよ、と。 彼女は非常に真面目で、なんでも自分で納得しないと気がすまない性格だったらしい。どういう日本語を使うのかと聞いてくるものだから、関西では・・・・「もうかりまっか?」equal How are you? and 「 ぼちぼちでんな〜」equal I'm fine . 口を縦に大きく開いて発音するのがコツだ、と教えた。勉強熱心な彼女はいわれたとおりに口を縦に大きく開きながら「も〜うかっりまっか・・・」と何度も練習をしていたので、うむ、それでいいですよ、とか言いながらまた別の人と話をすることで、そのことはすっかり忘れていた。 次の機会にエマニュエルの店に行った時に彼女は来ていた。僕の姿を見つけるや、大きな声で遠くから・・・「Oh!Mr.Ogawa!も〜〜かりまっか〜〜!」 思わずワイングラスを落とす人、目が点になる人・・・。 今彼女は日本にまだ滞在しているのかどうかはわからないが、もし帰国しているとしたら、イギリスにやってくる日本人に向って大きく口を縦に開きながら・・・「も〜〜かりまっか〜〜」とやっていることだと思う。勉強も程ほどに・・・。 5月15日 僕は雨男である。 朝早く起きてできる限り午前中にオフィスに戻れるように松山のホテルを出たのだがいきなり雨、である。まあ、たまたまということもあるのだが確率的に雨というのが多いような気がする。(ここで言う・・・的は間違ってはいないと思う) 沖縄に始めて仕事で行ったときも雨。 「沖縄でも雨が降るんですね〜」「沖縄でも雨はふるけど、この時期にしては珍しいね・・・」 福井に行ったときは前が見えないくらいの大雨で、京都では土砂崩れがあったというアナウンスが・・・京都か・・・帰り道じゃん!。 六甲山の頂上にジンギスカンを他の事務所と合同で行ったときは、ついたとたんに、雨+雷までおまけでついてきた。バリ島に行ったときは行きの空港から帰るまでずっと雨・・・ことほど左様にどこかへ出かけるたびに雨が付きまとう。 砂漠へ行ったら神様になれるね、と人は言うけれどこれはこれで結構辛い。 窓の外を眺めれば・・・まだ雨が降っている。 傘は・・・・・・車の中だった・・・・。 5月14日 朝から四国出張に出る。 今日のスケジュールは高松で基礎関係の打ち合わせを行い、そこから約2時間をかけて愛媛の松山に入り現場の調整というものである。終わったのが午後7時前・・・岡山行きの電車の最終を逃してしまった。・・・というわけで今日は松山に一泊することになる。 K社のH氏と食事をし、一杯やるものの疲れが出てすぐにホテルへ戻る。せめて道後温泉にでもつかってのんびりしたかったんだけど・・今度来たときは地図で位置を調べておかないとね。 出張の際に今日みたいにいきなり宿泊をする、といった場合は地理感がないので、同行している人にホテルはお任せをすることになるのだが、以前はその土地の友人なりに頼んでおくことがもっぱらだった。特に東京はホテルが多すぎて迷うこともあったので、面倒くさくなって大学時代の悪友Uに頼んでいた。 そのホテルは新宿西口から徒歩で数分のところにあった。 受験シーズンなのにすんなりとリザーブできたというので、夕方仕事が終わってからUと一緒にとりあえずはチェックインを行うべくそのホテルへ向う。なるほど駅からは少々狭い路地を通って行くのだが近い。ホテルの傍には小さな公園があり、新宿にもまだこういうところが残っていたんだな〜と感心しながらロビーでチェックインの手続きを済ませ部屋に入る。 ビジネスホテルだから狭いことは狭いができたばかりなのか清潔感溢れる部屋だ。 カーテンを開ける・・・・「 !!!なんだよこれわ〜!!」「 どうだい小川ちゃん、なかなか眺めがいいだろう?」Uは勝ち誇ったようにそう言ったのだが、窓から見える景色は遠くまでズラーっとお墓、というよりは卒塔婆が立ち並んでいる。 これはこわ〜い・・・・・。 「 まあ、いいじゃん。こういう時期だから他ないもんな〜。泊まれるだけでも感謝してもらわないと・・・」。そうはいうものの彼がここに泊まるわけではないし、「まあ、そう細かいこと抜きにして飲みに行こうぜ。」ここにいるよりは飲みに行ったほうがまだましだ,そうするか、と行ったほうも行ったほうなんだけど。こういうときはできるだけ酔ったほうがいいと思って結構飲んだ。 部屋に着くなりテレビをつけ、シャワーを浴びてすぐにベッドにもぐりこんだ。もちろん部屋の電気もつけてね。午前2時頃だったか・・・いきなりバスルームに備え付けてある電話が鳴る。 ん?寝ぼけているせいか最初は何が起こったのかはわからない・・・そのうちにデンワガナッテイルンダ・・気がついたのだが、ベッドサイドの電話は鳴ってはいない・・・。 これもこわ〜い・・・・・・。 恐る恐るバスルームに行って受話器を取る。「もしもし・・・・・・」 「あ、おがわちゃん?Uだけど、今無事に家に着いたからね、心配しなくてもいいからね、じゃね!!、ガチャ・・」 何なんだよおまえは!!いくらおとなしいオレもこれはおこるよ、え〜怒りますとも・・・・・。またベッドにそろそろともぐりこんでできるだけ音を聞かないように意識しながら寝た、というわけです。 最近はインターネットで自分でホテルを探し、予約するようにしている。それにしても今日のこの部屋もなんだか不気味な感じがするけど・・・・・・、ま、いいか。気にしないで寝よう〜っと・・・・・・。 5月13日 先日の女性DJのしゃべりについて。 例えば、「わたしてきには〜・・・・」とか「仕事てきには〜」・・・最近こういう言葉が耳につくようになってきている。 「彼はすぐに感情的になる」、とは言うが、「彼てきにはすぐにあつくなっちゃう・・」とは今までは言わなかったが、今後こちらの言い回しがひょっとしたらメジャーになっちゃうかもしれないという危惧はある。 「最近どう調子は?」「いや〜仕事てきにはぼちぼちでんなぁ〜」、と大阪弁もそのうちに変わっていくかもしれない。 こんな言葉を国文学の権威の先生が聞いたらきっと顔を赤くして怒りまくるんだろうなと思う。 「国語てきには、そういう言葉は絶対に使わん!」なんてね。 中国語では・・的という言葉は例えば歌詞の中にでもよく現れる。愛情的とか電脳的とか。これはつまり・・・の、という意味合いで助詞の役目を果たしているとか聞いたことがある。今流行っているそうした「わたしてきにいえばぁ〜」というのはそういう意味合いで使用されているとは思えない。 表現方法が下手なもの同士が話をしているうちに次第に広がってそれが大人の文化にも受けた、ということなのであろうと、思っている。 私が思うには・・・とか、仕事の面に関しては、と言い換えればぐっとアダルトな表現方法になると思うのだが、今の日本の文化は子供文化でもあるだろうから、それが大人の世界に波及していくという流れなんでしょうね、きっと。 僕てきにはそう思う。 5月11 午後、車で芦屋方面に向う。 43号線は週末の午後ということだからなのか、少しばかり東行きも渋滞気味ではある。打ち合わせの時間までは多少余裕があるから、まあここは音楽でも聴きながらのんびりと、とラジオをFMに合わせる。 この8年ほど相棒として付き合ってくれている僕の愛車はカセットテープこそ聴けるもののCDが聴ける設備が施されていない。今更こまめにカセットテープに録音をしてそれを持ち込んで聞く、というマメさは僕にはもともと無い。従って、必然的に音楽といえばFM 、ということになる。 前をのろのろ走っている他府県ナンバーの車にパッシングをすることもなく、ええどうぞどうぞ前に割り込んでもらってもいいですよ、例えウィンカーをつけなくってもご自由に・・・、そういう時間的にも心に余裕のある状態なのだからしてここは爽やかな音楽でも聴きながら、とそう思ってFMに合わせたわけでもある。 ちょうどこれも8年程前に流行ったミスチルのイノセントワールドのイントロが始まったところで、オオ、懐かしいいいジャンこういうのも・・・と思った瞬間 「え〜わたしてきには、この頃は若かったな〜と・・・・」途中で女性DJの意味のないコメントが入る・・・「これってカラオケで歌うやついるんだけど、なぜかみんな一生懸命歌うんだよね〜、そういうところがちょっと感動的でね・・・」今度は男性DJのコメント・・・おいおい、そんなことやってると曲が終わっちゃうでしょ・・・と思いながら聴いていると、もう話が延々続いていく・・・・で、それで終わっちゃった。 なんなんだよぉ、そのくだらない話しは・・・一瞬ハンドルを握ってる手が硬直してしまう。ま、いいでしょ、わたしは心が広いんだから、いいじゃないこういう構成でもね、うんうん・・FM大阪は諦めましょう。 チューニングをKISSFMに変える・・・また女性DJの、今度は料理のレシピ、みたいなのを延々聞かされそうになる。曲はやってないのか??アルファステーションに合わせようとするが、神戸では非常に入りにくいのか雑音の方が大きい・・・。FMNHK・・・これも同じような構成で男女のDJがまた内容のない話を・・・・いきなり目の前に岡山ナンバーのメルツェデスがいきなり割り込んでくる・・・・・ こういう時ってカルシウムが必要になる。 CDを装備していない私が確かに悪いですよ、ええ、そうは思いますが、いいじゃない、曲をかけてもらっても・・・・そう思っているうちに打ち合わせ場所である打出に着いてしまった。 平日の朝、オフィスに向う車中では、だからAM毎日放送の「ありがとう、浜村淳です」を聞くことにしている。 5月10日 人に祝日があるように・・・・・ 新聞に休刊日があるように・・・・ オッサンに休肝日があるように・・・・・ うらじゅんにも休日記日が、ある・・・・・単にサボっちゃっただけジャン 5月9日 次男はサウスポーである。 器用に左手で字を書いているのだが、ノーマルな右手の使い手から見ればなんとなく不自然のような気もする。当たり前か・・・・。 彼が幼稚園くらいのときだろうか、自分ですごろくを鉛筆で書いて楽しむことを覚えた。 取り付かれたようにいろんな紙に次々と書いていく。が、よく見ているとちょっとおかしい・・・。 何がおかしいかと言えば、すごろくの場合、まず出発するスタート地点となるところがあるのだが、彼の書いた絵には トータス と書いてある。つまり左手で書くのはいいが、逆さまに全部読んでいたわけである。 ウルフルズのトータス松本を思わず想像してしまった。 ジャイアンツの高橋由伸はサウスポーである。 まさかとは思うが、彼がオフのときにたまたまスタートという言葉をトータスと書いて、それを長島さんが後ろから見ていた・・・。 「み〜ちゃった!よしのぶは逆から書くんだね、うんうん。トータス・・いいねぇ、一茂から聞いてトータス松本って知ってるもんね。よし!これからよしのぶのことは・・・ウルフルズ・・いや〜、もっと簡単にウルフってよんじゃおう!・・・・」なんてくだりがあって、それから長島さんが ウルフよしのぶ と命名した・・・・というわけはないか・・・いやいや、ひょっとしたらそうかもしれない。 だって彼は僕と同じB型だから突拍子もないことを考えたのかもしれない、その時に。 そういうことを考えながら明日からの巨人―阪神戦を楽しむ方法も、ある。 5月8日 昼から中津に向う。 現在進行中の木造老人ホームの最終打ち合わせを行うためである。 雨が上がり少し晴れ間がでているのはいいけれどかなり蒸し暑い。こういう場合は帰りにどこかでキンキンに冷えたビールでも飲みたくなってしまう、が、オフィスに戻ってもう一つの打ち合わせが待っている、我慢我慢・・・・。 最近、和製英語って・・・実は日本語よりも使う頻度が多いんじゃないかと、そう思うことが、ある。電車に乗っていても、道を歩いてる携帯オッサンにしてもついそういう言葉が単語として耳に飛び込んでくる場合が増えた。 夕方、オフィス街でサラリーマンとおぼしき集団の中で「 え〜っと、今日は一つヤングな人たちの言い分を聞いて居酒屋でも行こうじゃないか!え!!どう?」・・・まあ、そういうおっさんは今でこそ姿を消したわけではあるが、「・・・え、アポイント取ってあったんだけど・・・、そのコンセプトはいただけんな〜・・・・よっしゃ〜そこからリピーターをつかむか・・・・」(阪急電車神戸線のホームで・・・)誰でも使うじゃん、とは思う。 ただ気になるのは、肝心なところがすべて和製英語でくくってあるところに日本語のひ弱さを感じてしまうのですよ。つまりインパクトを与えるためにはやっぱり英語、ってことになるんでしょうかね。今書いたインパクト、も実はそう。これを日本語に訳せば・・・衝撃、衝突、影響、強く押し付ける、ぎっしり詰め込む・・・となる。どれもしっくりとはこない、やっぱりインパクト・・・が合う。 カタカナ英語が全く世の中からなくなってしまうと、話がすっきりしないのではないかとも思う。 学生の頃アルバイトで床掃除をしばらく続けていたことがある。 朝一番で西武新宿線に乗り、下井草駅で下車し、そこから歩いて10分ほどのところに住んでいる清掃会社の親方の家に行く。 そこから二人で車に乗り込みその日の現場に向うわけだが、朝が早いこともあってまずは喫茶店で早朝のコーヒーをその憂歌団のボーカルに酷似した親方と飲むことが日課でもあった。 ある喫茶店に入って僕はモーニングのトーストとホットコーヒーをいつものように注文する。眠そうに目を擦っている親方に「 Iさんどうしますか?」「 そうやな・・今日は眠いから・・・ね〜ちゃんよぉ、こい〜〜ぃアメリカンたのむわ!」 こういう和製英語の使い方というか根本的なところから間違った使い方をする男も、ままいる。 遠い昔の恥かしい記憶ではある。 5月7日 「連休はどこかへ行かれました?」もう、この時期の常套句のようになっている。 既にダイアリーで書いているように、どこへも行っていない。 また、どこへ行っても人ばかりで、またどの店に入っても値段はいつのまにか高く設定してある。高速道路は数十キロの渋滞で遅々として進まないのはもう何年も前からわかりきってることなのにね・・・。 だからそう聞かれるといつもこう応える。「休みの日くらいは家でのんびりですよ。人が一生懸命働いてるときにどこか南の島でのんびりバカンスを取るつもりなので・・・」。 これも実はできないのだが、悔しいからつい言ってしまう。 「連休はどこかへ行かれました?」「ええ、バリ島に日帰りで行ってきましたよ。」・・・・「はは、どこも行かなかったんだ」と、たいていはこうくるもの。 ところが、「そうなんだ、日帰りでもいけるんですかぁ??」 こうなると少しばかり遊んでみたくなるのが僕の悪い癖。 「ええ、行けますよ。バリまでは片道8時間程度なんですけど、時差っていうものがあるでしょ?時差、ね。3時間ほどあるんですよね、だから往復16時間の内に時差が合計で6時間、つまり10時間の計算になるんですよ、往復でね。」 「ほほぅ〜・・・」「だから残りの14時間で、サヌールからウブドゥまで行ってレストランで食事をして帰って来れる、睡眠時間は飛行機の中でとればいいから・・・」 「なかなかリーゾナブルですね、そっかぁ、知らなかったよ・・・近いんだ、意外と・・・・」 連休後そういう楽しみ方もある。(んなぁ〜わけないか) 5月6日 朝から澄み渡った空。 思い切って早めに起き、バルコニーでコーヒーを飲みながら朝のひとときを過ごす。 昼からは冷蔵庫から冷えたビールを出してプルトップを引く。 熱い時間帯を避け犬と六甲アイランドを散歩。いつのまにかそこには季節の花が鮮やかな緑地に色を添えていることに気がつく。 こうやってのんびりできることは1年に数日であるだけに、そして連休最終日であるだけに大切にそして充実した日を過ごせたんじゃないかと思いつつ、夜また冷蔵庫のビールを取り出そうとキッチンへ行こうとした瞬間、テーブルの足に思いっきり左足の小指をぶつけてしまった。 爪がはがれている・・・・。 痛い連休最終日でもあった。 5月4日 来客予定があり午後からオフィスに出る。 中学の同窓で、京都の某大学で情報関係の先生をしているK君、パソコン教室でこれまた先生をしているK女史のお二人である。 お土産にいただいた551の豚マンをほおばりながら二人からいろいろレクチャーを受けることになる。「シスアドがどうのこうの・・・」「エクセルでの串刺しが・・・むにゃむにゃ・・・」「 これはCGIが・・・・サーバーが・・・・なの?」なんて聞かれてもぜんぜ〜んわからない。 英語が大の苦手なオッサンがいきなりガイジンに声をかけられて弱りきったときのような心境にも似ている。ん??・・・ただ彼らの顔を見つめて微笑むことくらいしかできない。まあ、それでも我慢強くいろいろ教えていただき、昨日よりは少しばかり知識が増えた、ような気がする。 ただ、こればっかりは上には上がいるということがわかっているので、もうあえて勉強はするつもりはない。 わからないときは教えてもらう、という甘い考えの元に自分としてはそういった通信の世界を利用して何をすべきか、これを主に考えようと思っている。 連休もあと残すところは2日。最近は考えることが多かったこともあるので少しのんびりしようと思う。 5月3日 昨夜は打ち合わせを終えたのが深夜だったものだから、それからひと仕事を・・・家に帰ったのは丑三つ時あたりだった。 締め切りを少しばかり過ぎてしまった仕事をやっと終え、FAXを送り、やっとしばしの自由な時間を確保できたことにコーヒーで一人乾杯をしているところである。 デスクに足を投げ出し、椅子の背もたれにもたれながら考え事をする・・・・これが僕にとっては最高にリラックスできる姿勢でもある。 ただ考えてることはいつも今日の夜は何を食べようか、小燕京のカタヤキソバがいいかな、いやいや、一貫楼の五目ヤキソバも捨てがたいな・・・・・とまあ大体がそんなところなので別に格好をつけることもないか。 ただ今日はちょっと違っている。昨夜、ITの仕事に携わっているN氏との話が頭の中にこびりついて離れない。今後の仕事におそらくは影響を与えるような、そんな内容でもあったので。この件についてはこのホームページにも反映していくことになるだろうし、そのときはおそらく内容ががらっと変わってしまうかもしれない。 盗撮小僧・・・がセクハラ小僧に変わる、・・・・・・・そういうもんじゃないでしょ! 。 最近はいろんな出会いがあり、そのことが僕にとってのターニングポイントになるためのきっかけを作ってくれているのかもしれない。 これはあと3日ある休日の中でじっくりと考えてみようと思う。 今日の夜はドライブがてら京都まで走って一風堂のラーメンを食べに行こう、実はそう考えている。 5月2日 明日から連休がまた始まる。 締め切りに間に合わせるために朝からデスクに向おうとするが、いろんな現場からまとめてしかもかわるがわるに電話が入る。 電話で話をしている間にもまた違う電話が・・・・締め切りに追われてるときはいつも不思議とこうなる。しかも加えて来客も重なってくる。 そういうわけで、最近はインカムを首にぶら下げながら携帯で話をし、しかもワイヤーレスの電話機を左手に持ちながら仕事をしている。(・・・できるわけないか・・・) 「 忙しそうじゃない、最近・・・」、「 いや〜貧乏暇なしで・・・」・・この言葉は決して言っちゃあいけないと思ったことがある。その言葉を使ってから本当に貧乏になったことがあるからだ。不思議と口に出して言うとそのとうりになる、これは偶然かもしれないが、実際にそうなるのでやっぱり不思議だ。 だから最近は・・・・「 忙しそうじゃない、最近・・・」、「 そうでもないですよ、今日だってこれから現場で打ち合わせをしてから、大阪で1件新規の仕事の打ち合わせをして、オフィスに戻ってほんの3件ほどの計画をすれば終わりですから・・・たいしたことはないです・・・」。口に出して言ったら本当にそうなってしまった。 そういうことで輝かしい4連休も仕事をすることになってしまいました・・・・。 5月1日 長い一日だった。 オフィスに戻って今これを書いているところだが、既に暦は次の日を示している。 朝から大阪府下にある池田市のマンションの現場に向う。トラブルバスターとしてである。 現場事務所に入るなり奥の方で荒々しい声を張り上げている人物がいる。おそらく現場の所長であるとはすぐに予測はついた。どんな人なのかな〜と覗き込んでみるが、スケジュールボードが邪魔をして顔だけが見えない。きっと怖い人だと思いつつ電話が終わるのを待つ。電話を切りその人物が僕の目の前に現れる、・・・・・怖い。先日書いたような赤井秀和とは少しタイプが異なるが、映画の世界に例えれば渡世に生きてるぜぃ、文句あるか? それが第一印象でもあった。 「 、で、どうなんだよぉ?」・・・いきなりこれである。 今まで何度もこういうシーンを体験していることもあって、相手の目をきっちりと見据えて誠心誠意話をするという、いわば正攻法でこの場は何とか切り抜けることに成功した。 帰る段にはある程度の信頼感は得たかなという僕自身の勝手な判断を下し、その現場を後にした。 いったんそこからオフィスに戻り、今度は大阪市内での打ち合わせに向う。 今度は新規物件の打ち合わせでもあるので比較的気は楽である。 デザイナーと経験豊かそうな構造の顧問の先生が打ち合わせの相手として目の前に座る。 いつの場合もそうなのだが、同業である構造設計者との話が一番神経を使うところでもある。お互いに理論をぶつけ合うことでわかり合える場合もあるし、そうでない場合もある。 たいていは後者の場合が多く、そこに時間を費やすことが多い。先ほどの現場での打ち合わせにしてもそうだったのだから・・・。 ところが、である。その先生は前向きに理解していただき、逆に言えばちょっと拍子抜けのところもあった。打ち合わせを終えしばしの雑談に入った時に構造界という業界でも有名な企業に属されており、有名な建物を手がけていたということがわかった。 芸能界で例えれば、ブラックミュージックをこよなく愛するスタジオミュージシャンがいきなりスティービー・ワンダーに会うような、そういうショックを受けたわけである。(例えがわかりにくいかな?)今日の僕にとってはそれほどの衝撃を受けたというのも決して大げさではない。 長くこういう仕事をしていれば、時にはそういうシーンに出くわすこともあるもんだ、と思いながら酒臭い電車に乗って帰ってきた、そういうことです。 K先生、これからも御指導の程宜しくお願いいたします。 |