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1月28日
いつのまにかデジカメが段ボール箱の中に詰められている。
うらじゅんに写真を入れようと思い探していたのだが、やはり詰められていた。
いつのまにか引越しはあと数日に迫っている。
ただ、今目の前にある仕事をこなしてからではないと準備も出来ない。
「後はそのデスクのまわりだけだからね。」
毎日着々と引越しの準備をすすめてくれているT女史のプレッシャーがかかる。
「引越しのときはTシャツじゃないと汗かいて風邪引いちゃうからね。」T女史は言う。
「ロッカーにTシャツ置いてあるからそれは大丈夫」
「え〜、それいつから置いてあんの?去年のじゃあ・・?」
昼食を摂りながらそういう話を。
「あ、このお弁当ナスが入ってますね・・・」カオナシ君が言う。
「え〜、ナスの匂いがするの、そのTシャツ?いつから置いてあんのよぉ!」
まるで汚いものを見るかのように彼女は僕の顔を見る。
違うんですけどぉ・・・・。

引越しまであと3日。

1月17日
阪神大震災からもう8年も経ってしまった。
外へ出てみれば空にはヘリコプターが低空で大きな音を立てて飛んでいる。
いつのまにかその本質からはずれて毎年恒例の・・・という風に感じるようになってしまった。そのときの大きな痛みも次第に風化してセレモニーだけが残っていくのはあまり意味がないように感じている。喉もと過ぎれば・・・ではないだろうか。
そっと亡くなった方に対して合掌。

ぶつぶつ言いながら相も変わらずデスクで仕事をしているのだが、引越しももう目前に迫ってきている。
「いまからやっとかないとぜ〜ったいに片付かないからね」
そういいながらここ1週間ほどT女史はせっせと一人で段ボールに荷物を詰め込んでいる。
それをまた僕は必要な資料を探すためにガムテープをはがしながら段ボールをひっくり返す・・・ひっくり返すもののそのままにしておけば翌朝彼女から非難の言葉を聞くのはわかっているのでまた丁寧にガムテープを止め元のようにしておく。
その段ボールの数も日増しに増え、一番奥の僕のデスクの荷物もそれに飲み込まれようとしている。
僕は「ゴルゴ13」の愛読者である。
その書物も実は本棚の中に大量に隠してあるわけだ。隠してはいるのだが最近彼女の手によってすべて白日の下にさらされてしまった。
「これだけは自分で梱包してよ」・・あんたのマニアックな趣味まではかかわってらんないわよ・・なんて心情だったのであろう。
心情はお察しいたします。
確実に準備を進めている彼女と、その準備を妨げようと結果そうなってしまう僕。
実はいとこではあるのだが性格は正反対でもある。
棚からポロっと落ちてきたゴルゴ13・・・開けば、
「暗闇でじっとしてるほど俺は自信家じゃ〜、ない」
その冷静なまでの言葉が目の前にあった。
目の前の締め切りばかりが気になりバタバタしている僕にとっては痛い言葉である。
引越しまであと2週間、毎日少しづつでも片付けていこう・・・
いつもそう思いつつ、出来ないんだよね〜これが。

( ゴルゴ13・・知っている人は知っているが、知らない人はまるで何のことだかわからないだろう、と思う)

1月13日
「いつのまにか日本はマナー悪くなった感じがするね・・」
一ヶ月間日本に滞在し、明日再びNZに旅立つ長男と大阪に二人で買い物に行った帰りに彼はそう言った。
なるほどそうだと思うし、バブルがはじけてからこちらいい大人と思われる年齢の人たちにはそういう意識がなくなったような気は僕もしていた。
ぶつかっても何にも言わないし、煙草はいまだあちらこちらに火がついたまま捨てていく。
携帯のメールを打ちながら前を見ずに歩く人・・数えたら切りがない。
彼にとってはしばらく日本を離れていたからこそそういうものが目に付くのであろう、と思う。
何をやっても許されるという甘えがあらゆる年齢層に蔓延してしまったのかもしれない。
テレビからは毎年恒例の成人式の様子を映し出している。
また去年と同じで会場の外では一部の暴走した成人、とは思われないようなおこちゃまが騒ぎまくっている。会場では恙無く式が行われたと開催側のおっさんは涙を流している。
なんだか変だと思う。
毎年そういう風なことが行われるのであれば、もう辞めちゃえばいいんじゃない?とも思ってしまう。それに恙無く行われたからといって感涙、というのもなんだかな・・・と考えてしまう。
精神的にはどちらも成長していないわけで、そういう恥かしい姿をテレビで放映してしまうのも辞めちゃえばいいんだけどな、と思う人は少なくはないんじゃないかな。
各人の意識によるものだけど、周りの環境に動じることのないような大人な、国になるようにしていきたいものだ。

1月9日
「ちょっと似てると思わない?」「う・・ん、似てないよ」
「そうかな・・僕はよく似てるんだと思うんだけど」
近くの小野八幡神社の宮司さんのことである。
以前から誰かに似てるな、と思いつつそれが誰だか思い出せなかった。先日年始のお参りのときにやっと誰だか思い出したのである。
Mr.マリック、である。
その表情といい、物腰のやわらかさといい僕はよく似てると思うのだ。メガネをサングラスに置き換えれば瓜二つのような気がしてならない。
だからどうだと言えば、どうでもいいことなのであるが・・それにしても似てると思う。
「お札をお渡しいたします・・」といいながら指先からにょっきりと突然お札が出てきたり、拝殿に向かって「かみのおんまえにて・・・」などと言いながらひょっとしたら突然姿を消してしまうんじゃないかと、ちょっとドキドキしてしまった。
この宮司さんにはいつもお世話になっており、毎年秋にはギャル神輿の手配などをおおせつかったりしている。
「そうなんですか・・・、オフィスの移転ね・・あそこだったらこの神社の管轄でもあるし、小川さんには組織に入ってもらいたいと思っているんですよ・・」
僕としてはギャル神輿だけでも手一杯なわけだが、そう言われるとついお手伝いを・・と思ってしまうのだが、これ以上忙しくなったら身体がそれこそ二ついる。
二つに分けてあげましょう・・とか言いながらマリックさんに鋸で真っ二つに切断されてしまうのもちょっと困る。
食事の時にそういう話をしていたのだが、カオナシ君は宮司さん、を竜二さんと聞き間違えており、神社で働いている人の割にはすごい名前だと、そう思っていたらしい。

外へ出るとその神社の近くにある内科の先生とすれ違う。
「また風邪を引きましたのでよろしくお願いします。」
「ニコチンガム、あるんだけど使ってみる?」
訳のわからない会話になるのだがこの先生にも随分お世話になっている。
外に出れば、顔見知りの人とすれ違うことが多く、それだけこの街で仕事をしてきたんだな、とそう感じてしまう。
あと2週間程度で7年を過ごしたこのオフィスを出る。
また新しい気分で初心に戻って頑張ってみるか、とそう思う今日この頃でもある。

1月8日
2002年と共にうらじゅんは終わってしまったのだろうか・・・
そう思われる方は多いと思う。
ただ風邪が長引いて書くのが億劫になってしまっただけなのですよ、実は。
今年も皆様宜しく御願いいたします。

年末に慌しくオフィスの引越しの話がまとまり、2月1日の移転が決まった。
場所は三ノ宮駅に非常に近くなったのでいろんな面で便利になったわけである。
これで寒い日に15分かけて「餃子の王将」に行かなくても、すぐ近くの「吉野家」に駆け込むことができる・・そういう問題じゃあないでしょ、あなた。
タイミングよくそうなったわけではあるが、僕は生来引越しというものが非常に苦手である。まずは荷物をダンボールに詰め込み、それを今度は新しい場所で開いて整理をしていかなくてはならない。
当たり前の話ではあるが、それが非常に苦手なんですよね。
荷物を詰め込むときに、この資料は捨てちゃうか・・いやいや待てよ、ひょっとしたらそういうときに限って問い合わせが来るんじゃないか、とか、コレハヒジョウニオモイイレガアルシナモノダガ、モウツカエナイノガナンテンダ・・・沖縄のY氏からいただいた期限が切れた「ハブ粉」を捨てるかどうか悩んでしまう。
てきぱきと物を箱に詰めていくのではなく、こういうときはついぐずぐずしてしまうわけだ。デスクの周りをわけのわからないもので埋め尽くされている僕にとっては新たな気持でこの際すべて処分してしまった方が思い切りが良くていいかもしれない。
え〜い、何でも捨ててやるぜぃ!そう思って掘り返していると、去年小野八幡神社でいただいたお札がほこりにまみれて出てきた。
確か6日に神社に行くときに持っていったはずだったんだけど・・・それは2年前のお札だったらしい。
整理していると何が出てくるのかわからないので怖い気もする。

今の六甲の自宅に引越しをした時、朝から非常にいい天気だったのだが、荷物を移す段になってにわかに掻き曇ってきて、いきなりの土砂降り、そして雷がバンバン落ちた。
雨男もいいところである。
それは今も続いているわけだからひょっとしたら2月1日も雨・・・
そうならないように今から精進しておこうと思う。

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