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2月28日 気がつけばもう2月も終わる。 早いもので、新しいオフィスに移ってもう1ヶ月が立つわけだ。 仕事は相変わらず忙しく、夕方になればいつものように食事はどこへ行こうかと、そう考える毎日が続く。 ただ最近はいいお店を見つけたので毎日そこで夕食を摂るようになってしまった。 好きなオーダーを言えばすぐに作ってくれるようになったのでほぼ毎日行っている。 僕とそのときに残っているメンバー数人で行くわけだが、カウンターの向うのオヤジさん達は僕たちがどういう仕事をしているかは知らないわけだ。 最近少しばかり髭を伸ばし始めている僕、と若いメンバーが数人。 「どこの人?」とオヤジは聞く。 「神戸ですよ、彼らはまあ徳島とか、岡山とか・・ね」 「そっか、・・・・」 「これから仕事なの?」 今度は奥さんらしき女性が聞く。 「そうなんだ、これから夜中までね」 締め切りに間に合わせるためにはしかたがない。 「ひょっとしたら夜のお勤めかしら?」 「いや〜こう見えても結構堅気の仕事なんですよ」とは言ったものの、 夜のお仕事もいろいろある。 おそらく僕はそのあたりでもうすぐオープンする讃岐うどん屋の作業現場の親方であり、彼らメンバーは地方から出てきた見習の鉄筋工・・稼ぎは髭の親方が巻き上げて、その代わりにメシを食わせてやってるんだぜぃ!文句ある? ・・・彼らにはそう映ってるのかもしれない。 地元の風俗まがいのオヤジに地方の若い衆・・・ しっかり食べてがんばるんだよ・・・と、彼らの同情の目がメンバーに集中している。 「明日も来るかい?」 「来るよ。美味しいもの用意しといてね」 ま、そのうちに自分の身分を明らかにしておこうと思う。 この店は、でもなんでもおいしくってつい食べ過ぎてしまう。カオナシ君は無言のままもぐもぐ、ガツガツやっている。魚が美味しい。 2月25日 電撃ネットワーク、という過激なグループがいる。 例えば、蠍(さそり)を飲み込んだり、バケツの中にねずみ花火がパンパンいってるところに顔を突っ込んだりする、まあいわばゲテモノに類するコミカルなグループである。 彼らが登場してくるときに、なんともいえないおどろおどろしい音楽が流れてくるのであるが、この音楽が頭について離れない。切羽詰った締め切り間際・・この音楽が僕の頭の中をぐるぐる回りだすことがある。 あ〜長い前振りだった・・・。 今日もまた頭の中を電撃ネットたちが踊るような状態だった。 今はとりあえず大阪まで行ってそれを提出し、帰ってきたところで気持に幾分余裕がある状態だ。 オフィスの中は「ビル・エヴァンス」のピアノが心地良く流れている。 こういうとき、解放感があるわけだ。つかのまではあるが。 オフィスに戻ってくれば、デスクの上には「・・・明日中に書類をFAXしてください・・・」なんてのが乗っているわけだが、ふっと吹いてデスクの片隅に飛ばしてしまう。 今僕の頭の中には、ビートルズの「A Harddays Night」がさしずめ流れているだろう、そういうところでもある。 え?結局忙しいんじゃん・・なんて言わないでね、電撃・・よりはましでしょ? 今日は僕の前に座っているカオナシ君は代休をとって休みである。 彼は先週日曜まで出社して頑張っていたので代休を取らせたわけである。 オフィスのBGMは彼のパソコンからスピーカーに出しているので、今日はその操作を僕が行った。 J−POPマニアらしく、大体曲が揃っている。 ふと見れば、氷川きよし、まである。 「きよしのズンドコ節」・・・・・日曜出社の彼はおそらくこういうズンドコな状況だったらしい・・・(ところでズンドコ、ってどういう意味よ?) 2月21日 最近はこの街にも慣れてきたせいか限られた時間内でいろいろ美味しい店を開拓しようと歩き回っている。 確かに食べる店は増えた。 しかも三宮に近いという利点もあり、たまには三宮から元町にかけてというところまで出かけるようになった。 まあ以前もそうだったのだが、それにかける時間が断然短くなったのでいろいろとつい歩き回ってしまうということなのだろう。 三宮の高架沿いにあり、店内はといえばたった5〜6人でいっぱいになってしまう、そういう店がある。 年配のオヤジが一人でもそもそやっている店で、普通ならこういうところへは入らない。だが、この店は違う。 土曜の12時ともなるとその店の前に人が並び始まる。 知っている人は知っている、のである。 カウンターにいろいろお惣菜が並べてあり、好きなものをリクエストでき、しかも新鮮な魚は大抵そろっているというそういうお店なのですよ、あなた。 ここは美味しい、美味しいけれど、あんまり人には教えたくない店のひとつだから店の名前は出しませんよ。 三宮の風俗店が建ち並ぶ場所。 その筋をかいくぐって、いろんなお兄さんから声をかけられるのをひたすら無視しながら、しばらく歩くと、とあるビルの2階に中華料理の美味しい店がある。 こういうところはまあ旅の情報誌にはまず出ていないと思う。 僕はそこへ行けば、いつも「冷たいロー麺」というものを注文する。 平たい麺に比較的脂っこいだしがかけてあり、そこへ細くきざんだ葱に豚肉等々が置かれたものが出てくる。 これは・・・・おいしいです。 この2件のお店は知る人ぞ知る、っていうところのものだからして、名前はあえて書きません。書かないけれど聞かれれば教えますので、一度味わってみてください。 2月18日 いきなりパソコンがフリーズしてしまう現象に悩まされている。 新しいノートパソコンは中級者用のものなので、今度はちょいと落ち着いてゆったり仕事ができるもの、と考えていたのだがそうでもなかった。 購入してまだ3ヶ月なのだが、日ごろの働かせすぎが良くなかったのか今年の1月頃から急にフリーズして動かなくなることが重なったのである。 あくまでこれは物理的なものであり、霊的エネルギーがそうさせているのではない、とは思う。 というわけで明日から新しいノートパソコンは約1週間ほどの入院となってしまった。 新しいオフィスに入ってもう3週間近くになる。 やっと落ち着いて仕事ができる状態になったのだが、パソコンの機嫌が悪い・・なかなかすべてが整って環境良し!ということにはならないようだ。 窓の外には流れる雲が見える。 前のオフィスからは向かい側にあるワールドのビルの壁面しか見えず、ときたまその壁面の清掃ということでオッサンがぶら下がって降りていく光景に出くわすくらいだった。 今度は窓がある、が僕のデスクの位置からはほとんど外が見えない。 自分で配置計画をしておきながら一番外が見にくい場所に自分を置いてしまった。 まあ外は見えずとも、仕事で陽の目を見ることになるよう頑張っていこう、と思う。 2月14日 午後10時前になると、どこからともなく、ガガガガガ・・・という音がしたかと思うと入口付近に置いてあるロッカーがガ〜〜ン、と鳴る。 新しいオフィスに移ってからそれは毎日、それこそ律儀に音を立てている。 1階にある防災センターの人に 「10時頃音がするんですけど、あれはエアコンが切れるからそれが共鳴してるんでしょうね」 「え・・・10時頃ですか?冬場は6時で夏場は延長で7時までだから・・・10時っていうのは・・ないですよ。ま、いちお調べておきますがね・・・」 じゃあ、毎日続いてるあの音はなんなんだ? スタッフも全員聞いており、ちょっと気味悪がってるので 「それは気のせい。良心の呵責が音になって現れてるんじゃないの?」 なんてごまかしているのだが、いまだに原因はわからない。 おかげで、オフィスの周りはお清めの塩がみごとに並んでいるのだが、もともと、そういうものに対して鈍感な僕はさほど気にはしていない。 今もやっと仕事を終え、これを久しぶりに書いているのだが、時計はもう午前1時をとうに回っている。 ライティングも落としてやっているのだが、全然そういう意味での恐怖感は、ない。 それよりもこの仕事が終わらなかった場合にかかってくる電話が、こわい。 2月5日 引越しと共にうらじゅんの更新をさぼっていた。 そして引越しの片付けとして段ボールの箱をまとめる作業に終われ、自分の誕生日を忘れていた。 HPの方もまだ住所変更をしていないし、しなければいけないことはまだまだあるのだが、ここしばらくは休養を摂るつもりで引越しを言い訳にしてのんびりしようと思っている。 以前のオフィスと違うところは駅が近いというところもあるのだが、商店街に近いこともあって食べ物屋が多いというところである。 オフィスは広い道路に面し、南側はオフィス街だ。 中央区役所の隣で、東側にはビジネスホテルが建っている。そういうロケーションではあるのだが北側は庶民的な商店街が駅まで続いている。 たこ焼きの出店もあるし、吉野家にド・トールコーヒー、スタバに、モスバーガー・・・ それに昨日見つけたオフィスのすぐそばにある本場四国の讃岐うどん屋。 ここは非常に美味しかった・・・。 おっと、仕事はどうなってんの?と聞かれると思ってました。 仕事のほうは相変わらずで、 「あと何分ほどで出来上がるの?」 「もう10分ほどでFAXしますので、よろしく、はい・・・」 などと督促に対する言い訳は忘れずにやっている。 ひとつ年齢を今日また重ねたのだが、新たな気持でまた次のステップに向かって背伸びをしていこうと思う。 引越しをする、という行為は確かに向き不向きというのがあると思う。 「はい、これはここ・・あ〜ちがうちがう、それはそっちね」 T女史が新しいオフィスでてきぱき全員に指示をしている。 まるで母親が4人の息子達をしかりつけながら次々に指示をし動かしているような、そういう図となっていた。 もちろんその4人の息子たち、の中に僕も含まれていたわけでもある。 波乱万丈のバースデイであった。 |