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11月29日
新しいコンタクトレンズが手元に届いたので、再び車での通勤になった。
月曜の朝は何かと用事が多く自宅を出るのが遅くなるせいか、つい車のアクセルを強く踏みすぎてしまう傾向にある。
自宅の坂を降りていくときは、いい天気だし、遅れついでにゆっくり行ってみるか・・という気持で心には余裕がある。
高羽の公園から細い路地を南に折れて阪急の高架をくぐり抜け、右折をしてから線路沿いに走る。まだ心は軽い。
更に南に折れて、山手幹線を右折する。どうも月曜はこの辺りから混み始める。
山手幹線を真っ直ぐに王子公園方面に向かう頃、流れに馴染めない車に少しばかりイライラしはじめる。
まあまあ、いいじゃないの・・前の車はお年寄りが運転してるんだから、さりげなく抜いちゃえば・・・おいおい、どうして車線をまたがって走るんだよ?後ろ見てないの?
この辺りから少しばかり心の余裕度が下がってくる。
どうしてウィンカーつけないで急に発進するんだよ〜〜、え、そこの「関西電気保安協会」の営業車よ!あんただよ、おい!
もう王子公園の阪急電車の高架に差し掛かるころには、そういうマナーの悪い車にイライラ度が急激に上がり始めている。
ここは信号変わるのが早いんだよ〜早く行けよ!、もう横から割り込んでくるんじゃないって〜の、もう〜〜
山手幹線道路から阪急の線路沿いに進路を向け、信号で止まる。
あ〜〜、もういらいらしちゃう・・え〜い、ピー子風になっちまったぃ・・・
隣の車線で僕の車に並んでライトバンが止まった。
ん?前あいてるのにどうして並んで止まっちゃうの?こういう車がいるから月曜の朝は道が混むんだよぉ・・・ん?あれ?

「小川さん、派手にすっと飛ばしてんじゃない。ずいぶん目立ってたよ」

知り合いのN楽園というお花屋さんのT氏だった。
昨日バルコニーの花を植え替えてもらったばかりで、彼とはどちらかというとプライベートな時間で会うことのほうが多い。
それだけに、こういう姿を見られたのはまさに「恥ずかしいところを見られてしまった」ということになる。
『一番マナー悪いのはあんたじゃないの』
隣に並んだ彼の顔にはそう書いてあった。

11月22日
「DAWN OF THE DEAD」という映画を見た。
最近話題になっている映画であり、たまたまビデオ屋でDVDが1本かろうじて残されていたのでつい手に取ってしまった。
ゾンビ映画、だった。
どうしてゾンビが出現するのかという、そういう過程は省き、そういうこたぁ〜「バイオハザード」を見りゃあわかるでしょ、なんていう感じのイントロからいきなり始まっちゃうような非常に荒っぽい創りになっていた。
ストーリーといえば、この手の映画のお決まりで、あってないようなもので、そりゃあざくざくゾンビたちが出てくるだけのB級ホラー映画だった。

「わたしはそういう映画好きなんです。」
ランチを摂りながら、Y女史はそう言った。
日本の恐怖映画のようなおどろおどろしいものは苦手だが、こういう比較的すっきりしたホラーは結構見るということだった。
真面目な彼女でもこういう映画で気分転換をしているのかもしれない。

コンタクトを失くしてしまっている都合上、今日も電車の終電で帰る予定だったので、遅くまで仕事をしていたY女史と一緒にオフィスを出た。
商店街を抜けてダイエーの入り口まで来たときに、
「ちょっと買い物をして帰りますので・・」
まあ、確かにダイエーは夜中の12時までやっているので帰りに買い物をしないと他では買えないだろうなと思いながらそこで彼女と別れた。
「そういえば、今日はすき焼きにすると言ってたよな・・・」
そう思った途端に、脂分の多そうなオッサンの腹にかぶりついているY女史の図、をつい想像してしまった。
しばらくこの手の映画を見るのはやめた方がよさそうだ。

11月20日
左のコンタクトレンズを「COSTCO」のトイレで流してしまい、次の週には、右のコンタクトレンズをシャワーを浴びているときに流して失くしてしまう、というトラブルが続いた。
そのせいなのかどうなのかは判らないのだが、ノートパソコンのケーブルに足を絡ませてしまって、一台おしゃかにしてしまった。
そういうわけで、その損害賠償のために、今は眼鏡を掛け、コツコツと仕事をしている。
口の大きなシーサー君のパートナーを早く探さなければ、おそらくこの先もいろいろと出費が重なる予感が、する。

通常の生活を送る上では、コンタクトレンズを装着しているのも、眼鏡を掛けているのもさほど変わりはしない。眼鏡をかけているほうが少し大人びているような気はするが・・・いい歳をしたオッサンが大人びている、はないだろうけどね。

ただ車の運転をする場合はまったく状況は変わってくる。
眼鏡をかけている場合は目だけで横方向を確認する、ということが非常に難しくなってくる。
運転席からは、バックミラーにサイドミラー、そして目視によるミラーでは死角になりやすい横方向の確認、というものを常に行いながらハンドルを握っている。
なんだか、JAFFメイトに載っているような文章にはなってしまったが、運転歴が長いと身体がそういう状況判断を覚えてくれている。
先日、眼鏡のままで夜オフィスから自宅へ帰っている時に、左折しようとしたところへいきなり左側から強引に突っ込んできたバイクと接触しそうになった。
いきなり、の場合は強制されていない視力では対処できないこともある。
というわけでコンタクトレンズが出来上がるまでしばらく車での通勤をやめることにした。

久しぶりの終電間際の電車は、酔っ払いばかりだ。
こういうのに絡まれないようにこれからはちゃんと午後6時になったらオフィスを出ようと考えている。

11月16日
暗いトンネルにやっと光が射したような状態になってきた。
忙しさがピークのときなどは、昼からの打ち合わせが終わる頃に、
「さてと、そろそろランチの時間か・・・」
などと、まるでボケ老人のごとくさっきのことまで忘れてしまっているほどである。
勿論、今日が何月何日かなんてすぐには出てこないし、週末なのか週明けなのかもすぐに思い出せないほどである。
どんな仕事でも必ずや終わるときが来る、そしてやっとその日がやってきたような気がする・・・・・
ん?2週間ほど前からずっとほこりをかぶっていた仕事がまだ残っていたことに気がついた。
そして期限は・・今日だった。

11月15日
「ぜ〜〜ったいに変だわよ。あ〜〜いう暗い人ってホントにいるんだね・・世の中なんだかだわね〜〜ホント」
日曜の「EZ!TV」に出て来た「ツチヤ君」「ハシモト君」、のことをT女史は言っている。
いつもならば確実にそれを見ているのだが、たまたまその日はDVDで「サンダー・バード」を見ていたので見逃してしまった。
ネットの世界ではちょっとした有名人である「最前線君」こと「ツチヤ君」の姿を惜しくも見逃してしまったのである。これはとっても残念だ・・・・。

これだけでは何のことだか、わからない人にはさっぱりわからないだろうから少し説明を付け加えておく。

アニメに出てくる女の子の格好を現実にするのが、いわば「コスプレ」というヤツで、その追っかけをやっているカメラを抱えた男たち、というのが存在している。
どこがいいの?なんて思うのがまあ普通なのだが、彼らにとってはそれが「生きがい」でもあるのだ。
東京の秋葉原にそういうスポットが出来たらしく、その番組では特集を組んで放映をした、ということであり、そこに彼ら有名人が登場したということだけなんですけどね。

ここの所ずっと深夜まで仕事が続いており、そういう時はネットを見ることで気分転換をすることが多かった。
通常ならば、ニュースを見たり音楽情報を見たりするのであろうが、僕やI平の場合はもっとコアなサイトを見ることで気分転換を図るようになってきていた。
「やっぱりこれはおかしいよな」
「そうですよね、目線が変ですよね~」
「オタク」というカテゴリーサイトを選んでは、最近よく登場している「最前線君」を 見るようになってしまっていた。
「このショットを撮られたばっかりに同じ姿があっちこっちに出てくるのはおかしいよな。 でも、たまには違った格好で写ってないのかな・・I平どこかにそういうの無い?」
「ここにいっぱいありましたよ。」
夜中にそういうことでキャーキャーいっている僕たちの方が変、ではある。
「でもさ、これっていつも同じ格好じゃない。たまには声聞いてみたいし、動いてるところ見てみたいよな。」
「そうですよね・・まったく」
二人だけで楽しむのもなんだし、ということで週末に二人で採取していた写真をT女史にも見せていた。
まさか僕たちの声をすぐにかなえてもらえるなんて思ってもいなかった。

「前に見せてもらってたからすぐにピンと来たの、あれだってね。でも、あれはぜ〜〜ったいにおかしい。世の中絶対におかしいわよ〜〜」
と、冒頭の言葉となる。
「彼ら」が動いているところを見ることが出来なかったのは非常に悔しい。
悔しいがよく考えてみれば、
’コスプレの格好をした女の子の追っかけをやっている変な男たち’ を追っかけている僕とI平はもっとおかしい、と思う。

11月10日
「忙しそうだけど・・・、で、この間の件についてはもう出来てますか?」
忙しくしているのは理解しているけれども、督促の電話をしてみましたよ、っていう状況での電話が最近毎日ある。
「明日にはかならず、はい!」
まるでサラ金に追われて夜逃げでもしそうな気の弱そうなオヤジ、を毎日演じている。
今やっと週明けから気になっていた原稿のたたき台を作り終え、FAXで送ったところである。
これから鉄骨の図面のチェックに、明日までには必ずと言ってしまった小学校の計画をこれから手をつけるところである。
「しゃちょぉう〜〜、こまりまんな〜、まにあわんかったらしごとなくなりまっせぇ・・」
「ミナミの帝王」の竹内力が巻き舌で怒鳴りながら扉を押し開けて入ってきそうな気がする。
「まにあわなかったらどうしまショゥ〜」
竹内I平がデスクにやって来た。

11月3日
嫌な事が多すぎて書くことが出来なかった、というのもある。

イラクで拘束され殺されてしまった青年に対しては、確かにいろいろと問題はあったにしろ結果は酷すぎるものだと思う。
彼が体験したそのときの‘事情’を我が身に置き換えて考えれば耐えられないものだとも思うし、やはり同じ国の人間がそういう目にあった、という事に関しては怒りよりも悲しみが先に立ってしまう。
まあ、あくまでこれは僕自身の考え方なのですがね。

「テロには屈しない」
という言葉と、
「非戦闘地域での人道支援なので自衛隊は派遣しても違法ではないでしょ」
という考え方は、単純に考えれば矛盾していると思うし、本当の人道支援というものを考えれば、人質に捕らえられている同国民を前にして、左様な言葉を公人が発することでどういう結果になるか、ということくらいは考えるべきではないのか、と思ってしまう。
一国の代表者が、どういう状況であっても、これは新潟中越地域の状況にも当てはまると思うんだけど、いつも同じ言葉しかいえないし、言っていることと具体的な行動がまったくかけ離れているってことが見えてしまうような状態というのは、どう考えても納得はできないのですよ、ホント。
結局は小泉さんはシナリオ読んでるだけで、ディレクターの立場にあるのは役人でしょ。
役人って最後まできっちりと物事に対して責任をまっとうする、ということまでを自分の仕事の範疇に置いていないってところが一番の原因なんだろうけど・・・
なんて、こういう話題を書き出すと、オッサンの「世の中、なんだかな〜」なんていうのと同じで、酒の席での愚痴みたいになっちゃって、だから書けなかったのですがね。

皮肉にも今日は「文化の日」なんだけど、今の日本の文化程度は極端に下がってきていると思う。

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