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9月29日
阪神タイガースが優勝した、という記録をいちおうこのうらじゅんに記録しておくことにする。来年の今頃はおそらく、あれ?去年はどこが優勝したのかな、なんて思っているだろうから。
岡田監督じゃなければもっと早く優勝していた、なんていう人もいるが、順当な勝ちっぷりだったんじゃないかと僕は思っている。
関西にいると阪神タイガースファンじゃないと人間じゃあないと思われるのだが、僕は実をいえば巨人ファンだった。だったというのは、もう今年の無様さにあきれ果て、これからは努めて野球の話からは遠ざかろうと思っているからだ。
そういうわけで野球の話はこの程度にしておいて、岡田監督について少しだけ触れておく。
なんだよぉ、野球の話してるじゃん、なんて言われるかもしれないが、彼のリーダーシップという点に於いて、経営者としては見逃すことが出来ないところがあるので、これだけは書いておきたい。
確か中日戦できわどい判定をされたときのことだ。
普通ならば、そのチームの代表として抗議をする。不合理であれば怒る。自分は例え退場になったとしても選手をかばってまで審判に対しては身体を張って主張をする。
当たり前の話だ。
これは何も野球だけではなくその企業体の代表という立場であれば身体を張って立ち向かわなければならない。もちろん僕もそうやって毎日を過ごしているわけだ。
ただ、そういうときどうしても怒りが顔にでてしまうのは大人げないことだと思っている。
冷静に相手に対して主張するが、全てを否定されてしまうと大人げないとはわかってはいてもつい内面の怒りが外へ出てしまう。
岡田監督の場合はそうではなかった。
笑顔で抗議し、そして笑顔で選手をベンチに引き上げてしまった。
ブルブルとこみ上げてくる怒りを抑えてどうしてあんなに楽しそうに笑顔でいることが出来るんだ?
え?あれは笑顔じゃないって?怒ってるの・・?あれで?

9月28日
酔った勢いで「着信アリ」を借りてしまったT平は、新しいマンションへ帰るのが怖いらしい。
比較的広い部屋ではあるが自分の居場所はその内の洋間一室だけらしく、
「クローゼットの上のほうから何かが出てきそうなんですよ。あの映画は見なければよかったですよぉ」
確かに日本のホラー映画は怖いと思うし、僕は絶対見ないようにしている。怖いもんね。
邦画ホラーの中でも特に「着信アリ」は怖いレベルのかなり上位にランキングされているということだ。
僕の場合は、「オフィスの電話じゃあ出ないから直接携帯に電話してやろう」という締め切り間際の仕事先からの「着信アリ」の方が、こわい。

9月27日
オフィスを出て自宅に帰るまで、車のロックを忘れずにするようになったのは10年ほど前からである。
地震の頃、神戸の街が混沌としている状態の中では、信号待ちをしているときにドアを開けられる、という行為はあっても不思議ではなかったし、地震から10年たった今ではその頃よりも治安は悪化していると、僕はそう考えている。

発砲事件のあった阪和自動車道と湯浅御坊道路は、仕事で和歌山へ行く際に使う道路である。いつ自分が被害者側になるとも限らない。
まあ、こういうときはドアをロックしていても弾丸を打ち込まれたらどうしようもない。
そのニュースのあとで、どこだったか忘れちゃったけど、盗んだトラックで宝石店に突っ込み、大量に宝石を盗んだとかなんとか、そういうニュースが伝えられていた。
加納町交差点を少しばかり東へ行った「丸」という和歌山ラーメン店でラーメンを食べているときに何とはなしに聞いていたので正確ではないが、事件の凶悪さが日に日に増していくような気がしてならない。「丸」のラーメンはいつ食べても美味しい。
少し前ならば、「オヤジ狩り」というものもあった。
事件に巻き込まれる際には誰も助けてはくれない、と考えている。
悲惨な目に会ったあとでやっと警察が動き出し、
「え〜〜、それであなたのお名前は?」
とくるわけだから、もう今の時代自分の身は自分で守らなければしかたがないと思う。
「モデルガン、好きなんですよね。いつも持ち歩いてますよ。どこへ行くときでもね。」
と、モデルガン好きな知り合いの建築家の先生はそう言ってセカンドバッグにモデルガンを忍ばせ銀行に入っていった。
このケースはちょっと違ったかもしれない。
ことほど左様に事件は起きているので、僕も車には身を守るためのものを忍ばせている。
車を盗もうとドアを開ければそこには口を空けた「ジャガー」人形が潜んでいる。
一緒に盗まれちゃうかな。

9月22日
夜、駐車場に車を置き、そこから自宅マンションへと向かう道へ出ると、秋の虫の声が大合唱で僕を向かえてくれる。まだ少し蒸し暑い気はするが、秋である。
こういう風な書き出しをするということは、さては仕事が一段落したな、と思われるだろうが、その通り、一段落しました。 え〜〜、しましたとも、ほんの一瞬だけどね。

左の耳に受話器をかけて電話をしながら、スタッフに目で合図をしながら仕事の指示をする。右手でメモを取りながらパソコンのキーボードを左手で打つ。
足で「海洋深層水1000」のペットボトルを開けながら身体を丸めて水を口に流し込む。
こういう生活がほぼ1ヶ月ほど続いた。嘘です。
例えて言えばそれほど忙しかったということで、「千と千尋の神隠し」に出てくる「釜ジイ」のような存在だったと思われる。

「この線は補助線にしか見えないし、押さえる場所をこういうふうにあやふやな線で書いちゃうのはダメ。こういう風にこの寸法線から線を持ってきてこの中心に引き通す。ね,少しは図面らしくなるでしょ。」
締め切りが迫っているときにオフィスの中央のテーブルでミーティングを行いながら仕事を進めていく。幾分僕の目が三角になっているのはスタッフも感じており、気の弱いSなどは痩せた頬をますます細めていってしまってあごがなくなってしまう。
「線の引き方一本でどの程度のレベルかはわかっちゃうんだから気をつけてね。わかった?」(実際はもっとてやんでぇ〜調なのだが、上品に書いている)
「わかりました」
「チョトシツモンガアリマス」
C君が手を上げた。
「コノ、補助線ノヨウナモノハナンデスカ?」

秋は次第に深まっていく。

9月20日
I平が引越しを完了した。
「駅から近いんですけど、ほとんど店が近くにないんですよぉ」
住宅街のマンションだから、まあそれは仕方がないかもしれない。

「前の春日野道のマンションから変なものまで持ってかないように塩を置いておいた方がいいんじゃあないか。たしか『あら塩』があったはずだけど。」
オフィスには「雪塩」とそういったときの場合に備えての「あら塩」がある。
「駅でこぼしちゃったらまずいんじゃないですか」
「大丈夫だって、サランラップでくるんでいけばさ」
几帳面な彼は、サランラップを広げ、それをそのままではなく2重にして「あら塩」を受け止める態勢を敷いた。
あら塩を荒っぽくドシドシそこへ落として行く僕を見て、
「そんなに必要なんですか?」
「新しい空間へ移る時はしおぉ、たっぷりと置いておかなきゃあダメだってT女史も言うだろうよ。」
大量にサランラップ上へ置いた。
「これでよし。これで安心して新しい場所で暮らせるぜ、I平よ」
手際よくくるんだそのサランラップの形は、まさしく「クスリ」のような様であった。
「切符出すとき一緒にそんなのが転がり出ちゃったら、今日は駅、というより交番でお泊まりだから気をつけてね。」
「おどかさないでくださいよぉ。」
新居までたどり着けるかどうか。

9月19日
休日、少しばかり早めに起きて六甲アイランドでモモの散歩。
昼からDVDを立て続けに見た。
「80DAYS」に「TRUE CRIME」だ。
ジャッキー・チェンは相変わらず切れ味のいい動きをしていたが、やっぱりヒーローにはなりきれない役柄だったことも認識できた。所詮アメリカ映画のヒーローは「白人」だということか。
で、「TRUE CRIME」はクリント・イースト主演で、最後はヒーローだった。

アメリカ映画はビジネスであるからこういった「白人至上主義」というところのものは避けられないものではあるかもしれないけれど、面白ければそれはそれでいいと思うし、僕にとっては数少ない趣味のひとつだから、これについて文句はない。
この映画は、罪と人の命の重さを描いた秀作であると思う。
わずかなお金のために人の命を奪う、奪っても罪の意識が希薄な人間が増加している今の日本では決してこういう風なスト−リー展開にはならないし、銃社会のアメリカ以上にこの日本は怖いと考えさせられるような映画だということも付け加えておきましょう。

夜、オーストラリアに留学している次男から電話があった。
「『80DAYS』はなかなかよかったよ。そちらでも借りて見れば?」
「日本にいるとき見たじゃない、一緒に。あの時オヤジはほとんど寝てたけどね」
いい映画は何度見てもいい、と僕は思っている。

9月18日
自宅マンションの近くに戸建の住宅がまとめて建った。
駐車場に車を置いてそこからマンションへ行く間にここを通ることになるのだが、通るたびに防犯用のライトがセンサーを通して点く。
少し遠慮して遠回りに歩くのだがセンサーの感知度が高いのか必ず点く、のである。
あまり気にはしないのだが、できるだけ道路の脇を通るように歩く自分が情けない。

堂々と道の真ん中を歩いてやろうじゃあないか、とそのライトをつけてやった途端に目の前にたたずんでいたイノシシが灯にびっくりして、ズザザザ・・と、爪を蹴立てたような独特の足音を立てて僕の目から遠ざかっていってくれた。
たまにはセンサーを点けてみるのも、いい。

9月17日
大阪の梅田という場所からロフト方面へ向かって歩くと毎日放送局がある。
このあたりはローカルテレビ番組の宣伝、いわゆる番宣のたて看板が林立している。
「ヤシキタカジン」や「カミヌマナントカ」等々がキャラクター化されてそこらじゅうに看板が立っている、という風景になっている。
都市景観としてはいただけない図である。こんなところで建築のプロ風をふかす、というのもなんなんだが・・・。

で、まあ、その放送局へ行くわけではなく、いつも行っている美容室がその近くにあるのでそこを通っているだけなのである。
秋を思わせるような清々しい気候なので、バリで買った風通しのいい黒のシャツに黒のパンツで出かけた。見掛けはヤクザ、だ。
忙しかったので髪も伸びている・・え?そんなにあったっけ、だって?あのねぇ、髪の量ではなく身だしなみ、ってことですよ、ね。
フュージョン系のBGMを聴きながらカットをしてもらう。
ここはいつ来てもとてもリラックスできるので気分転換も充分出来る。
短くしてもらうように伝え、そしてとても短くしてもらった。
気分もすっきりでその店を出る。

信号を渡ってまた毎日放送局の前を通る。ふとそのガラス張りになった壁面に映った自分を見た。
短い髪に黒のラフな感じのシャツ・・・NY辺りのゲイを思わせる風貌に愕然とした。
カットする前は怪しいヤクザ、で、カット後はゲイ・・・。黒は似合わないってことか。

9月16日
神戸は「ベンツ」の数が多いような気がする。
小振りの色はグレー、ドライバーは年配の女性。このパターンがやたら目に付く。
左ハンドルではなく、右ハンドルの日本仕様車だ。
海と山に囲まれ、その間はたいてい坂道というこの狭い神戸では「小型ベンツ」がちょうどお買い物に手ごろなのかもしれない。
ただねぇ、どうしてそこまでして「ベンツ」なのって、言いたいわけですよ、ワタシはね。
座席を一番前まで寄せて、ガチッとハンドルを握りしめてまで、そんな車に乗る必要はないんじゃあないかと、そう思っとります。
アクセルはほとんど踏まずに、近場を走るくらいならば国産の方が燃費はいいし、ダイムラー・クライスラー社の誇るエンジンの特性を感じることもまずはないと思うのですよ。
つまりは「見栄」だけでしょ。
最近はあのマークがついた小型車を見るだけで、出来る限り近づかないように別の道へ逸れるようにして走るようにしている。ヤクザやさんの車よりもたちが悪いと思っているのでね。
後ろにつこうものなら赤いブレーキランプ踏みながら運転しているものだからいつ急停車するかわからない。こういう車とはトラブルを起こしたくはないものだ。

こういうのって、「ルイ・ヴィトン」と同じ傾向だと思う。
ただ、身の回り品に見栄を張るのは勝手だけど、車にそういうところのものを持ち込んでほしくはないと思う。
世間一般に「ベンツ」として認められているのは「メルツェデス」のあの大型の車であり、その後ろの座席に乗るということがステイタスなのである。
自転車代わりにその辺をうろうろする場合は、軽自動車で充分です。出足はいいし狭い場所でも小回りはきくしね。
え?何でそう目のかたきにするのかって?
「小振りでグレーの右ハンドルのベンツ」に乗って携帯で話しながら運転しているオバサンに朝っぱらからクラクション鳴らされたんですよ、六甲の交差点でね。
ふん!

9月15日
とりあえず4物件をなんとかこなした。
折から気候は秋の気配を感じさせるように涼しくなった。急に涼しくなったせいか、首の筋を違えてしまった。まあ、気候のせいではないだろうが。
スタッフに後ろから呼ばれると、通常は首を後ろに向ける、という動きでことを済ませることができるのだが、首の筋を痛めると、そういうことが出来ない。
「なに?」といいながら身体全体を180度動かすというまるでロボットのような動きになってしまう。
2,3日前、夜中にI平を自宅に送ってから帰ろうと車で春日野道付近を走らせているときに、「アイボ」を連れたオッサンを見た。
夜中にロボットの犬を散歩させているというのも、「春日野道」ならではの光景ではある。

今は人間がパソコンを使って解析をしている。自分と同じ思考形態のロボットを作れば頭脳がパソコンそのままだから、キーを打たなくても答えは出る。
そういう風になってくれば、毎日夜中まで仕事をするというこの生活から解放されるわけだ。早くそういう時代になってくれることを望むばかりである。
オフィスで働くロボットを自宅から遠隔操作してたりしてね。
一緒じゃん。

9月14日
夜中にとりあえず1物件のカタをつけた。
向こうのデスクを見るとI平もとりあえず終わったらしい。
彼は食欲もなくなり、コーンの粒も喉を通らなくなっているような状況だ。
「とりあえず終わらせちゃったよね。明日は打ち上げやろうぜ。どこがいい?焼肉なんかもいいな。六甲の「さんど亭」なんかいいんじゃあないの?」
「油っこいのはだめですよぉ。お蕎麦屋さんでビールでも・・」
とりあえず明日は別々に一人で打ち上げをする、ってことになるんだろうな・・きっと。

9月13日
デスクの上が次第に書類だらけになり、足の踏み場がなくなってきた・・・という表現はあまり適切ではないようだが、どうしても足を投げ出して仮眠をしたりモノを考えたり、カッタルイ電話などはそういう姿勢で行うようにしているので、そういう場合は足でそのあたりを軽く一掃し、そしてりラックの姿勢をとる。
最近はそうしている。
領収書と経費の精算の用紙、その上にいろんな物件のファイルが折り重なってくる。整理をしている途中で電話が入るとメモするために何かの用紙のはじに書いたり、裏ッ返して書いたりしていると、それがまた見事に消えてしまう。

「え〜〜っと、あのさ〜、あの仕事のファイルどこ行っちゃったかなぁ。I平持ってる?」
「その手に持ってるのがそうじゃあないんですかぁ」

まるで痴呆症の爺さんだ。
眼鏡を頭に乗せたまま探したり、ご飯食べたのに「メシはまだかぁぁ!!」と怒りまくる短気な爺さん、とさほど代わりがないことを自覚し、これじゃあいかんとリラックスするためにデスクに足を乗せる。乗せるために書類を足でかたす、で、またどこかへ行ったのかがわからず探しまくる・・・。
たまには気分転換しないと一夜明けたらそんな爺さんになってた、なんてシャレにならない。

「お昼ご飯食べても、片づけしてるとすぐにお腹空いてきちゃうのよね〜」
T女史もたまには休んだ方がいいと思う。

9月12日
生まれも育ちもずっと神戸で、三宮よりも西は神戸ではない、と今でも思い続けている僕の母親は、
「春日野道という場所は非常に危ないところであり、線路(つまり阪急神戸線ということだろう)より南側は絶対に行くな。」
といつも言っていた。僕が高校生の頃である。
確かに車は多いし、飲み屋は多い、ヤクザやさんもどういうわけか好んで住んでいるという街ではある。
高校生の頃といえば、そのあたりに住んでいる友人も多かったので、出かけようとすると先述したようなことを言って僕を引き止めていた。
その頃から住宅地区となり始めていた「鈴蘭台」(神戸の北に位置する閑静な街だ)という場所などに行こうものならば、そんなチベットみたいな場所に行って帰って来れなかったらどうするのか、とまるで「千と千尋」に出てくるような光景をおそらく想像しながらそう言って僕を引き止めていたこともある。

I平が「鈴蘭台」の自宅からひきこもりを卒業し、この春日野道で一人暮らしを始めたのがおおよそ4年ほど前。
「春日野道は庶民的でいい街なんですよ。鈴蘭台より暮らしやすいですよ。」
生粋の神戸っ子である僕の母親が聞いたらきっと腰を抜かすんじゃないかというくらいな場所に彼は生活の場を築いていた。
そのI平が引越しを決めた。
今週末には「春日野道」を離れる予定だ。今度は神戸市ではなく、その隣の西宮市である。
住宅地なので環境はよさそうだ。
ただ、鈴蘭台と三宮界隈しか知らない彼にとっては、春日野道から東は神戸ではないと思っているので、引越しはまさに「千と千尋」に出て来る街へ行くような、そういう心境であろうと思われる。

9月11日
予想通りというかなんというか、自民党が圧勝し、民主党は全然ダメという結果に終わりそうだ(これを書いている時点でまだ結果は全てでていないのでこういう書き方になってしまう)。
「伝え方が悪かったのかも、でも言いたいことはそのうちに国民にわかってもらえると思う」ではだめでしょ、岡田さん。
「一生懸命努力したが結果いたらなかった、でも後悔はしていない」というフレーズは今までよく使われてきた言葉であり、どちらかといえば美徳な意味合いで用いられていた傾向にある。だけど、もうこういう言葉は通用しない時代になってきているし、勝つためにはそれなりの準備、企画をし、絶対に勝たなければ言い訳は通用しないということが理解できていないんじゃないかと思っちゃうわけです。
企業ならば結果がすべてであり、結果が悪ければ会社をたたまなければならない。
「国民に理解がいたらなかった」っていうような責任転嫁をしているようじゃ負けてもしかたがないだろうと思ってしまう。
「政権は取ったものとして考えています」が「結果いたりませんでした」では話が違うでしょ、ってことになり、ますます国民からは信用されなくなってしまうのは当たり前のことだと思うんですがね。
「出るからには勝つつもりでやってたんですよ、悔しいですね。」と堂々と本音を出していた堀江氏は今度選挙に出るとしたら必ず勝つであろう準備をしてくると思う。
こういう人がこれからの政治をやるべきで、精神論的なことばかりを繰り返しているオッサン連中はこの際お引取り願おう、というのが今回の選挙の結果として出ていたのではないかと思ってます。

それにしても、選挙番組でどうしていきなりローカル番組がしゃしゃり出て来るんだろうね。スミジュンイチとか関西のお笑い系の人間が割って入ってくるのには毎回のことながら腹立っちゃいますね、ワタシは。

9月10日
「この映画見た?」
「これあんまりオモロないらしいでぇ!それよりもこっちの方が流行りちゃうのん」

週末、レンタルビデオ屋(TSUTAYAではなく、僕のテリトリーは六甲のビデオ合衆国「USV」だ)内で、若いカップルの会話である。
最新コーナーからうんと地味な片隅にそっと置かれているビデオコーナーまで、この「USV」は結構充実はしているのだが、人が溜まっているのはたいてい新作から準新作コーナー、或いは邦画コーナーくらいである。ここに先ほど書いたようなカップル、ガキ、リュック背負った色白の男、携帯で話しながらうろうろしているタンクトップに半ズボンのオッサン等々がひしめき合っている。

最近は70年代の映画を好んで見ている。
クリント・イーストウッド主演の「ダーティー・ハリー」シリ−ズを週末にまとめて見た。
まあ、アクションものが好きだということもあるのだが、その当時の車、都市の風景、ファッション、それにアメリカンジョークなんかも今とは全然違っていることに懐古的な感と、当事の映像のむしろ斬新さなどを感じながらだらだらと見てしまった。
一度見た映画を何度も見るのは変じゃない?という人もおられようが、何度見ても素晴らしい作品はその都度新しい発見があるものだ、ということを知らないというのももったいないことじゃあないかしらね。

「ダーティー・ハリー5」ではジム・キャリーがチョイ役で出て来るし、「大災難」(これは80年代だけど)などでは、ケビン・ベーコンがただNYの街を走るというだけの役で出ている。
ことほどさように、いい映画はいつ見てもいいということを僕らの年代の人は知っているのだが、
「こんなん古すぎぃ」や「やっぱビジュアルなグラフィックやないと」などとビデオ屋の中で大声でしゃべってるおにいちゃんおねえちゃんたち、情報だけで良し悪しを決めてしまうのは損していると、オジサンはそう思います。

9月8日
信号で止まった時に、右側の車線に車が並んで止まった。
瞬時に、「信号無視はしてないか」「パッシングをしてあおらなかったか」「車体から煙を吹いてないか」「ドアミラーのカバーが吹っ飛んで道に転がったか?」などということを考えてしまった。
以前ちょっと考え事をしながら、少しばかりスピードを出して走っていたときに、お世話になっているお花屋さんに車横付けされて、
「目だってまっせ」
と注意を受けたことがあってからは、地元ではつとめておとなしい運転を心がけているワタシだったのだが、何かいたらないことでもあった?そう思って横を見た。
窓を通して中が見えないので誰なのかはわからない。窓が下がる。
「オガワさんひさしぶりぃ」
今は郊外に素敵な家を建てて住んでおられるのだが、以前マンションで親しくしていただいていたK氏だった。
つい、「煙でも吹いてましたか?」と聞きそうになったのだが、
「久しぶりですね。じゃあまた」
それだけだった。
仕事場は元町なので同じ方向出し、車で並走する可能性は確かにある。

「しゃちょうぅ、昨日加納町あたり走ってたでしょ。お見かけしましたよ」
前のオフィスでも、島木ジョージ似のKさん(K氏ではない)からそう言われたことを思い出した。
いい意味でも悪い意味でも車で走っているときは目立ってる、かもしれない。
なるべく目立たないようにおとなしく運転するように心がけていかないといけない。
そう思いながら、駐車場に車を止めた。
サングラスをかけドアを閉める。
「黒のシャツにサングラス掛けたら真っ黒ですよ」
I平にそう言われた。

9月7日
4物件を同時にこなしているので、どれがどれだかわからない状態になってきた。
そして気がついたら鳥が鳴き始めている。遠くの方からミンミンゼミがまだ鳴いているのがアンバランスな気がする。
空はいつの間にか高くなっており秋の気配が少しばかり感じられた。

さてと、これからオフィスで最後の詰めを行い、メールで図面をすっ飛ばしてから寝ようと思っている。

9月6日
現在台風14号は中国地方を通過中とのこと(実は書いているのは7日の午前2時過ぎなのだ)で、外は雨が降っている。バルコニーの傘はたたんだし、プラントボックスたちも風で飛ばされないように避難させた。この速度、方向でいけば、おそらく朝方にはひどい風と雨になりそうだ。だが、締め切りがあるので何が何でもオフィスにはたどり着かないといけない。
「台風の影響で仕事、欠航シテマス」とは言えないし
「台風ね、それはそれとして明日は大丈夫ですね。図面はメールで送ってね」といわれるのは間違いないわけである。
例え槍が降ってきたとしても、
「刺さってでも締め切り間に合わせてね」
言われるのは間違いない。
因果な商売だ。
因果な商売といえば、この時期、つまり台風の時期になるとレポーターなどもその種に属するのではないかと思われる。
ワイドショーのレポーターにしても、一般のニュースにしてもそうなのだが、どうして一番雨風のきつい場所を選んでレポートをしなければならないのか、と僕は個人的に思っている。
朝の「とくダネ」で例えれば、緒方レポーターという人は、必ずこういった災害最前線に送り込まれている。台風の移動とともに最前線の場に移動さえしている。現場の雰囲気を醸し出すためにはそういうシーンがどうしても必要になってくるのであろうが、因果な商売と言わざるを得ない。

そして朝、嵐の朝ではなく穏やかである。ますます言い訳できない状況になってきた。
因果な商売だ。

9月5日
大型台風が迫ってきている。
「直撃してくれたら仕事延びますか?」
「延ばすよりは、いっそのこと窓ガラス破って仕事の書類やデーター全部持ってかれちゃったってことの方がすっきりするじゃん」
「そうしますか」

迫り来る締め切りは、4件であり、そのうちの大型は2件。超大型が1件である。
対応策は今のところ、ない。
「パーフェクト・ストーム」のジョージ・クルーニーのような心境でもある。

9月4日
日曜の朝、少しばかり早起きをしてモモ(犬)の散歩に出かけた。
家の周りを歩き回って帰ってきたのが午前8時前。つい習慣でテレビをつけると、もう選挙に関するワイド番組が放送されていた。日曜の朝早くにテレビを見ることもなかったのでモモにドライヤ−をかけながら見てしまった。
内容は、各政党の代表が揃ってそれぞれの意見を述べ合うという、まあお決まりのスタイルだったのだが、あ〜これじゃあダメだな、と思った。
一番具体的な内容で述べていたのが田中康夫氏、で、この途中で割って入り、まったく関連性のないありきたりな意見を述べたのが公明党の神崎氏。小泉氏は人の意見を聞いていないのか、自分の意見を述べるだけで、それをへたくそな口調で攻撃するだけの民主党党首。
「国会で時間を充分にかけ議論しました」とは言うものの、こういうのは「議論」ではなく、人の意見に耳を貸さないオッサンの愚痴、のように聞こえてしかたがない。
来週は是非選挙に行こうとは思っているが、こんなオッサンどもが仕切っている政党にはどうしても投票したくはないと、思ってる人多いんじゃあないでしょうかね。
いい歳かっくらって、「イカンザキィ」なんていってる場合じゃないぜ、オッサン達よ。

9月2日
高知からオープンデスクに参加していたH木君も金曜で無事終了だ。約2週間頑張ってくれた。
オープンデスクの最後の日には1枚の紙に感想を書いてもらうことになっている。
今までの傾向としてはたいていオフィスを褒め称えるような文章が多かったし、普通はそうだろうと思う。
「しゃべってばかりで仕事をしていない」とか、「督促に追われている割には食欲がある」 「うらじゅんを書いている集中力をもっと仕事に向けて欲しい」等、本当のことを書いてしまうと蹴っ飛ばされて出て行かないといけないもんね・・・うそです。
彼の場合は、ひとつの提案としてオープンデスク専用のマニュアルを是非作るべきだ、ということを書いてくれていた。ぼ〜っとした割にはよく気がつくヤツだ・・あ、いえ、失礼、つい本音を・・・。
こういうメッセージは今後に生かしていきたいと考えている。

「何書いてるの?オープンデスクの最後の日なのに残業?出来悪いんじゃあないの?」
I平がちょっかいを出す。
「辞表書いてます」
H木がそう返した。
「オープンデスクでクビになるやつって始めて見たよ、ハハハハ」
このくらいのジョークがあればオフィスも楽しいものになるだろうと思っている。

アメリカ、ニューオリンズでのハリケ−ンの被害はひどいものだということをメディアで見聞きしてわかってきた。
こういうとき何も出来ないまま、ただただ流れてくるニュースで現場を眺めていることに対してはもどかしさを感じてしまう。
新聞の片隅に、「これで寝室を改修出来るよ」と白人男性が語っていた、というコメントが書かれていた。
アメリカ人独特のジョーク、だとしても、それをそのまま記事にした新聞記者にはデリカシーがないのか、ジョークの本質がわかってないんじゃないの、と良識を疑ってしまった。
ジョークのひとつも言えるようにオープンデスクに来る学生を教育していく、それが僕に出来る身近な社会に対する貢献かもしれない。

9月1日
シカゴの「サタデイ・イン・ザ・パーク」はいい。
これを聴きながら仕事をするととてもはかどるので繰り返し聴いている。たまにスティービー・ワンダーに切り替えながら、やっぱり♪ピーポィダンシン・・・イエスアイケェン♪、だ。
今から約30年ほど前に発表された名曲だ。
「Break Out」(Swing Out Sister)なんかもいい、と思う。
ちなみに今聴いているのは「Night Birds」(Shakatak)である。これもおおよそ20年ほど前に流行った曲だ。
夜中は音楽がなければ仕事が出来ない状態になってしまっている。
もう帰ろうかなと思っているところへメールがいきなり入ることがある。
時間はもう12時を過ぎている。
遅くまでご苦労様と、メールを開くと

明日までにお願いしますよ。

だ。

こういうときに聴く曲は、
「欲望の街」(Riki Takeuchi)
である。

8月31日
「セサミンE」3粒を「海の海洋深層水」で流し込みながら仕事をしている。

「え〜〜っと、図面出来てます?」
「え??」
「今日でしたよね、図面」
「いえ、あの〜〜、え〜〜っと、・・・なんでしたっけ?」
つまり、8月末までの締め切りだと思っている相手と、9月半ばまでだと思っている僕との間での意思の疎通がうまく図れていなかった結果として、こういう会話が朝早くからなされるわけで、こういう場合は「セサミンE」がたちまち消滅し、「海の海洋深層水」が水道水のように変化してしまう、というわけです。
え〜〜い、ストレス溜まるぜぃ!

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