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※ 「うらじゅん(ブログ版)」はこちら。 http://ameblo.jp/urajunblog/ 2月24日 「トラックの後ろついたまま走ってたら和歌山着くのは夕方になっちゃいますよ。」 スピードメーターを見ると80kmをきっている。湾岸高速を走るにはかなり遅いと、そりゃあ思いますけどね。バックミラーにはミラーからはみ出るほど近づき、そしていやみったらしく追い抜いていく「日野自動車」のトラックがあった。 「コンタクト片方ずれちゃったんでね。泉佐野のサービスエリアまでは我慢してくれ。」 目にごみが入ったのでごしごしやっちゃったのがまずかった。 ハードコンタクトなので、 「目の裏側までレンズ回っちゃったかもね」 「ひえ〜〜勘弁してくださいよぉ〜」 月末になると仕事もさることながら、事務処理も混んでくるのでこの時期に一日オフィスを空けるのはつらい。 和歌山の事務所協会で書類を提出し、県庁で担当者にソフトの説明を行う。それがすんだら、和歌山市内に現在建設中の鉄骨5階建オフィスの現場へいかなければならない。 「どうしてここんとこ、エラ〜って出ちゃうのかな?」 今世の中を騒然とさせている例の建築業界の事件。そこで使われているソフトを実は僕も使っている・・・なんでこんな肩身の狭い思いしないといけないのか考えてみると変な話だ。ソフトの中でも一番使い勝手がいいし、処理が早いから考える時間を増やすことが出来る、だから使っている、わけだ。 「ここは保有水平耐力の計算ルートを採っているのでそういうメッセージが出るんであって、エラーでおかしいってわけではないんですよ」 「じゃあ、このメッセージは?」 「これは、梁幅を変えて調整をしているのでそのメッセージが・・」 ふぅ〜、こういうのってソフトメーカーが説明する範疇でさ、早く終わんないかしら。 「ふ〜む、そうか〜、評定書はこれになってて・・」 これから現場に行くとだいたい1時間かかるから、オフィスにたどり着くのは6時くらいか・・ 「この配筋は計算書とちょっと違うけど・・」 え?なんだって?じゃあごまかしか何かをワタシがやってるとでも?・・ 「あ、そこんところはちょっと確認しておきます」 なんだよ、並びがちょいとおかしいだけじゃあないのさ。どちらでもいけるんだけど、ま、確認ということで早く済ませるか・・・。 言ってることと思っていることはたいていはこのくらいの「差」はあります。 「あそこの梁ちょっと曲がってないですか?」 「パーゴラで化粧の分なんですが、どうしても『溶融亜鉛メッキ』すると温度が高いもんでね」 「その先片持ちになってるんでI平落ちないようにね」 「ヘイ」 現場が終わって時計を見ると午後5時過ぎ。これで週末の土曜日は出勤になってしまった。 「さあて、帰るか。何か美味いものでも食べてから帰ろうか、なあI平」 「食欲ありません」 僕よりも疲れている男が隣にいた。 2月22日 自民党と民主党のやり取りを見ていると、「ガセネタ」かどうかは別として、まるでガキの喧嘩を見ているかのようだ。 「議論」というものではなく,相手の言葉を押さえつけるような一方的なしゃべり口調、というものは見ていて辟易してしまう。 待てよ、こういうのってどこかで見たような気がするんだけど・・・あ〜思い出した。 少し前に国会中継で見た、「ヒューザー」と「イーホームズ」、または「姉歯」と「木村建設」のそういう関係とまるで同じじゃあないかぃ。 そのうち、今までテレビで大声で相手の言葉をさえぎろうとしていた民主党の「河村某」氏も眼鏡をかけて登場し、ぼそぼそとしゃべりながら、 「その件に関しては控えさせていただきます」 なんて言いだすんじゃないかって期待してるんだけど、この話題今週限りでおしまいかな。 重大な事件になんとも感じないようになってしまう国民性に政治家さんたちは安堵していることなんでしょ。 2月18日 今回のオリンピックについては、民放は一切見ないようにし、ケーブルテレビでライブで見るというのがもっぱらだった。まだ終わってはいないので、「だった」というのはおかしな表現だと思うのだが、熱心にテレビの前で座り込んでそれに見入る、というわけではなく、仕事を終えて自宅に帰ってくるのは深夜。その時間帯にやっているのがたまたま「トリノ五輪」なので、寝る前にリビングでBGMがわりに見る、という程度のものだからそういう表現になってしまった。 「カーリング」というのは単なる掃除の延長だという今までの認識は間違っており、メンタルなそして奥の深いゲームだということや、「スケルトン」という競技は単にうつ伏せにボードに乗っかってあとは進むがまま、というものではなく足でちょこちょこ操作しながらかなり体力を必要とするもの、という程度のことはテレビを見ていてわかった。 おっと、もうひとつ気がついたことがあった。 競技中にアナウンサーが今どういう状態だということを客観的にしゃべる。特に初めて見るような競技についてはこれが必要だ。で、その傍らでわけわかんないようなことしゃべっている「解説者」ね、今回に限ってというわけではなく、今までずっと思ってたことなんだけど、ああいう人って必要なんですかねぇ。 中には「いけぇ!っ」や「そこだそこだ!」「そこでまくれっ!」 競馬やってるおっさんじゃああるまいし、そーゆー解説の方が放送倫理規定に引っかかるんじゃあないでしょうかねぇ。 競技をする選手、それを客観的に伝える人。それだけで充分じゃあないかと思うし、その方がその種目に集中できるというものだ。 「今回はメダル結構期待できるんじゃないの。」 「そうですよね、オグラさん」 この手の「五輪に関して持ち上げすぎワイドショー」は見なくなってしまった。 番組として放送するのは勝手だとは思うけど、本当にみんなそう思ってるの? これは何も五輪に限ってじゃあなくっても、サッカーにしてもそうなんだけどね。 ことほど左様に、スポーツだけではなく、ライブドアの件に関しても、武部とかなんとかというオッサンのこと、なんでもかんでもごっちゃに騒ぎ立てるような今の日本の環境を考え直す時期に来ているんじゃないかと、夜中に「女子ショートトラック1500m」を見ながらそう思った。 ※ もうひとつだけ感じたことを。 冬季のオリンピックはどうしても白人中心のものだと思う、個人的な意見だけどね。 日本人の選手を見ていて思うことは、ハングリーな気持ちが他の国の選手に関して欠けているということだと思う。 だって、「負けたことよりも善戦できたことについては満足しています」 出場するからには絶対に勝つという気持ちがそういう言葉からは伝わってこないものだから。 スピードスケートの岡崎選手はいい顔になった。彼女には頑張って欲しいと思う。 2月16日 神戸空港が開港になったことについては、阪神大震災のさなか、当時の神戸市長が地元をほったらかしにして東京まで空港事業存続の陳情に行ったわけだからして、決して神戸市民にとってはめでたいめでたいではすまされないことではある。あるんだけど、お客さんがこの空港を利用して帰るというので、僕にしてはめずらしくポートアイランド沖にある空港まで行ってしまった。 「このまま乗って行っちゃうから後はお願いね。」 一緒に来ていた、T女史とSさんにそう言った。 「荷物なんにもないじゃない」 「大丈夫。パンツは3枚重ねて履いてあるから上から順番に脱いでいけば3日はもつ。」 馬鹿なこと言ってるところを「朝日新聞」のカメラマンに写真を撮られてしまった。 それにしても大騒ぎをしている割には、動線はよくないし、展望台の高さやロケーションも中途半端だし、駐車場ももう少し気のきいたレイアウトできなかったのかと思うほどだった。 T女史も、 「建物低すぎない?もう少し高いと眺めもいいのにね。せめて10階くらいあったらよかったのに・・あれ?お寿司のコーナーもう何にもないじゃん・・・あ、そうかあんまり高さが高いと飛行機ぶつかっちゃうかぁ?」 あのねぇ、ニューヨークの街ん中をヘリが高速で突っ込むような映画は別として、こんなだたっ広くって殺風景なとこにいくらなんでもそれめがけてセスナでも突っ込んではこないでしょ。 ただこれで飛行機に乗るのは楽にはなった、と思います。 2月15日 眠くてしかたがないときに、ふと口をついて出てしまう言葉、寝言ではないんだけど話の脈絡が全く合ってなかったことをしばらくしてから認識をする、ということってないですか? 自宅に戻って気持ちが解放されたときにうとうとしている場合はそれでいいかもしれないが、これが外で打ち合わせなどをしているときに突拍子も無い言葉が出てきたときは言い訳が出来ない場合もある。 「それじゃあ一緒ですよね」 とある静かな打合せルームで、周りが静かな口調でしゃべっているときについうとうとしてしまったようだ。・・・ようだ、というのは一瞬ぼーっとしている自覚がなかったのでそう感じたのだが。 「え?何が」 そう聞かれたとき、あれなんだったけ?・・・話の筋は確かに合っていたと思うのだが、一瞬そこで静寂が訪れた時は焦った。 「おお、そうだそうだ、そうだよな」 と相手が言ってくれたのではなしが繋がったのだが、まさか一瞬寝てました、ともさすがに言えない。 疲れているのかそれとも頭の線が切れてしまったのか、それは定かではないが、帰りの阪神電車の中では熟睡してしまった。 「えっ、なにが!」 そういう自分の寝言で目がさめたときはもっと恥ずかしかった。 2月14日 バレンタインデーは2月14日で、そのお返しとしての日、つまりホワイトデーというのは3月14日なのだが、僕はずっと3月15日だと思っていた。たった10年ほどくらいのことなんだけどね。 去年もひょっとして同じことを書いたのではないかと「うらじゅん」を読み返してみたのだが書いていないところを見ると、さほど大きな問題ではないものなんでしょう、こういうことは。 梅田の阪神デパートが日本でチョコの売り上げが一番だということを最近初めてテレビで知ったのだが、いつも食べないものがいきなり売り上げ一番、というのも極端なような気がする。 習慣として摂取しているけれども「旬な日」なので勢いづいて売れてしまう、というのならまだわかるんだけどね。 「裏に書いてある成分表でね,最初にカカオって書いてあるチョコレートは身体にいいのよ。先頭が砂糖、と書いてあるのはダメよ、太るから。」 楠田恵理子氏はそういった成分のチョコレートでダイエットをしたらしい。 ということは、梅田のチョコレート売り場っていうのは、僕が考えているように何も今日、つまり「セントバレンタインデー」だけではなく、普段から女性の間では人気のあるコーナーなのかもしれない。 「じゃあ、不二家のルックチョコなんかはダメかな?」 「あんなのは砂糖のかたまりだからダメ!時々冷蔵庫に入ってるようだけどあんなのは身体に悪いからぜ〜〜〜ったいにダメだからね」 時々買って夜中に食べているのがばれていたようだ。 変わったところではオイルサーディンの形をしたチョコレートもあるそうだ。 アイディアなのかどうか知らないが、「オイルサーディン」はないでしょ。あれはレモンをたらして缶のままウィスキーをやりながら食べるのが美味いんであって、チョコレートじゃあねぇ。 甘いものは絶対ダメだというSのデスクにT女史はカカオ90パーセントのチョコレートをそっと置いていた。 「これは甘くないから食べてみて。甘くなくって苦いから。絶対大丈夫」 「わかりました」 甘いものが苦手だからって苦いものを無理して食べることはないと思うんだけどね。 え〜、ちなみに今、毎年恒例の「神戸元町一番館」の「ポーム・ダムール」というりんごチョコを食べながら仕事をしている。これは美味しいです。 もちろん箱の裏側の成分表のトップには「砂糖」と書かれていますけどね。 2月13日 「グワッショォォ〜〜ン!!」 I平の大きなくしゃみがオフィスにこだまする。 ウィルスを含んだ微粉末が拡散されて飛び散った。 「I平さぁ、昼から帰ったら?花粉症じゃあなかったとしたら重症の風邪だよ。」 「ぞうじばず」(そうします) ティッシュを抱え込んだ彼はそう言った。 週末、風邪のため渋い低音で「休む」と電話をかけてきたT女史は今週から復活している。 順番から言えばそろそろ僕なのだが、これだけ忙しいと風邪を引いている心の余裕がない。 「グワッシィ!」 デスクの向こうでSがくしゃみをした。 「Sも風邪?」 T女史がそう聞くと、 「いえ、大丈夫です。」 もともと頬がこけて青白いSはいっそう青白い顔をしながらそう答えた。 大丈夫じゃないだろうが、まわりは病人ばかりじゃないか。 「風邪引いたようなので家で作業します。」 Tから電話が入る。 バカヤロウ、風邪引いたんだったら家でちんまり寝てろって。 「あれから36時間。街は感染しつくしていた」というコピーの「バイオハザードUアポカリプス」という映画を思い出してしまった。 2月12日 「ココは言葉わかんないから仕事手伝ってもらうわけにはいかないよね、ネコだから」 といった途端に目がさめた。 僕の胸の上でゴロゴロ言いながら寝ているココがそこにいた。 日曜の朝、ネコにまで仕事を手伝ってもらおうかどうかを考えている夢見るなんてねぇ。 2月11日 もし仮に、「いやぁ、何回も出てるとついうっかりしちゃってねぇ、失敗失敗・・ははは」 ということであれば最初から出場しなければよかったんじゃないの、っていうのが僕の感想だ。 え?何のことだって? トリノオリンピックでの「原田」選手のことだ。 体重とスキー板の長さの関係がそんなふうになっているとは知らなかったのだが、そういうことであれば慎重にやっておくべきだったんじゃあないのかと思うし、それって当たり前のことだったんじゃあないの? 5回連続で10年以上もジャンプの選手をやっててなんで今更、なんだろうね。 まあそこまでは百歩譲っていいとしましょう。 そこまでは許すにしてもさ、あのインタビューって何なの? ニヤニヤ笑いながら、 「もう他の人にインタビュー回してください」 って。 自分のふがいなさに対する自嘲によるものだとは思うんだけど、そこまでも百歩譲るにしてもさ、他に言うことがあったんじゃあないのかい? アナタのために出られなかった選手いるわけでしょ。失速して記録が悪かったとしてもそれはしかたがない、とその選手は一応納得はするわな。 だけど、「他の人に・・・」はいくらなんでもないんじゃあないの? 「**君、申し訳ない」の一言くらいは言うべきだったんじゃあないでしょうかねぇ。 何年やっても学習能力が高まらない人なんて出すべきじゃあなかったんじゃあないのかな、スキー連盟のおっさんたちよ。 2月10日 「ガコン!」 信号待ちをしていたとき、いきなり車が慣れない感じの揺れ方をした。 またバッテリーの調子がおかしくなったのかとまずはインパネのメーターを瞬時にチェックした。異常はない。 バックミラーを見るといやに近い距離に後ろの車が映っていた。 やれやれ、やってくれたぜ。 ドアを開けて外へ出る。 「すんません、すんません、ものすごくすんません」 髪の長いおとなしそうな若い男がそう言って近づいて来た。 なんなんだよ、こいつはぁ。 さいわい僕の車は見たところどこも問題はなさそうだ。ぶつけた方の車のバンパーあたりは少しへこんでいたが、気にせずこう言った。 「なんともなってないようだし、もういいよ。相手がヤクザじゃあなくてよかったよな。」 「すんません、すんません、あのぉ、あのぉ・・・」 車に乗り込んでオフィスへ向かうことにした。 場所は新開地の交差点だ。 今しがたシラッキーギター教室でのレッスンを終わらせ、バーカウンターにいたマスターと車の話をして出てきたところでのことだった。見た目はセクシーではあるがとても頑丈なところに惚れてJAGUARを買った、という話をしたばかりなのに、それをすぐに証明してしまったことになる。 黒いギターケースを後ろの座席に立てかけていた。 あちゃぁ〜、しまったぁあ・・・え?なんなんだ、でかい外車じゃん、しかも後ろになんかでかいモノが置いてあるよ・・・うわぁ・・ヤバイのが降りてきたな。 こりゃあ謝っちゃうしかないな・・でも、そのまま車に押し込まれて神戸港に連れてかれるんじゃあないかな・・この時期は冷たいよぉぉ・・・ あやまるしかない! 「すんません、すんません、ものすごぉ〜くすんません」 あれ?今日本語おかしかった? うわっ、なんだ、ナニ言われるんだ? え?いいの?でも僕ぶつけたんですけど・・やさしいヤクザやさんなのかな? 「相手ヤクザじゃあなくてよかったよな」 え?やくざじゃあない? 「あのぉ、あのぉ・・・」 それじゃあどういう業界なんですか、アナタ。見た目とっても怖いんですけどぉ・・・ さて、オフィスに帰って「構造設計」の仕事でもするか。 ハンドルを握りながらそうつぶやいた。 今はこの業界の人のほうが怖いもんね、違った意味で。 2月9日 「またあったらしいね。どこだったか忘れちゃったけど、朝からそればっかりやってるよ」 東京の同業者と話をしているときにそういう話になった。 姉歯物件以外にもいわゆる「耐震偽装」があった、というニュースのことだ。 九州の新築マンションで、いきなり床がたわんでしまって住むのに苦労する、いやいやそういう次元のものではなくって、倒壊の恐れがあるという話題である。 この事件については、1年ほど前だったか建築雑誌で取り上げられていたので既に知ってはいた。 「日経アーキテクチャー」という建築専門雑誌なのだが、原因も事細かに追究しており、ソフトに入力する段階で荷重が少なめに見積もられていた等というのが原因ですよ、ということが書かれていたように思う。 「とくダネ」でも小倉さんなどは、 「一級建築士ってすごい資格だと思ってたんだけど、ソフトに入力する段階でごまかしちゃうとはねぇ・・・」 あのねぇ、なんでもかんでもその「ソフトに入力するだけ」という慣用句を出すのはやめてもらえませんかね。 床がたわむ原因は、「耐震偽装」とはまた違ったところに原因があるというのがプロの見解なのですよ。 素人がデータ入力する程度のもので構造設計なんぞ出来ないのですから。 床がたわむ原因は、床の剛性の評価やたわみ量、支保工を設置しておく期間、なんかを考慮する技量がないと決して設計できるもんじゃあないんですよ、アナタ。 ね、何を書いてるかわかんないでしょ。 ソフトに入力して答えを出すのは、こういうことに通じており、結果が自分の考えているオーダーに近いかどうかを確かめるためのツールに過ぎないってことで、それがすべてではないんだっつうことをですね、わかってほしいんだけど・・・・ 「構造設計やる人少ないですもんね・・」 夕方、名古屋の設計事務所の人と打ち合わせをしているときのそういう話になった。 なんだかこの職業をやっているのが罪を犯しているような、そういう肩身の狭い思いをしている人が増えてきたような気がする。 こういうときこそ自分の技術に誇りをもってやってくっきゃあないんじゃあないの? え。どうなんだよぉ! 「え〜っと、お願いしてた例のヤツ、あれ今日までだったよね。できてますかぁ?」 まだデスクの上にデータを置いたまま手をつけていないとき、とっても肩身の狭い思いをする場合、はある。 2月8日 平日は帰宅するのが深夜になるので、ケーブルテレビの「ニュース・バード」が唯一見るテレビ番組になっている。 最新のニュースを繰り返しやっているのでだいたい一通りのニュースは見ることが出来る。 沖縄でいただいた泡盛の古酒を肉厚のグラスに注ぎ、ちびちびやりながらこれを見ている。 この古酒は美味い。喉のとおりがいいほど良い泡盛とされている。 まあ、それはそれでまた沖縄行ってもらってくることにして、と。 ちょうど衆議院の予算委員会をやっていた。 それにしても、どうして野党の質問はあんなに下手なんでしょ。 久しぶりに民主党の岡田克也氏が出ていたのだが、相変わらず話が下手だ。 下手だから小泉純一郎に内容の無い言葉で返されてしまう。 具体的にどこが下手かっていうとね、手持ちのコマを先に全部使っちゃうところ、ね。 ゲームやってるんだったらすぐに負けちゃう人だと思う。 駆け引きをし、相手の本音を聞きだすんだったらもっとカードを出し惜しみしないとダメだと、ワタシはそう思うんですがね。 まあ他の人たちもだいたい同じ。下手です。 ただ、馬淵議員を除いてね。 「指示じゃあないですか!」 と耐震偽装の証人喚問で言ったあの姿が本来相手を追及する形じゃあないかって思う。 なあなあな話し合いだったらそれでいいと思うんだけど、今は規模の大きな事件が多いわけだから、それなりの話術をもって追求しないとどんどんかわされちゃうでしょ。 少なくとも国民の代表なんだから、相手を「詰めていく」ような攻め方しないとダメ。 こういうのは昔から全然変わっていないので、期待するほうがどうかしてるって言われればそれまでだけど。 それにしても・・・おっと、こういう番組を見ているとつい泡盛を飲みすぎてしまう。 え?その美味しい泡盛はどこで売ってるの、だって? これは残念ながら手作りです。国際通で売っているようなのは観光用なので味は全然違うと思う。 どこで手に入れるかというとね、沖縄市のですね・・・いけねぇ、いけねぇ、全部しゃべっちゃうところだった。 カードは出し惜しみしなくっちゃぁね。 2月7日 近場でちょいと嫌なことがあり、それをいったん書いたけれどやっぱり消してしまった。 うらじゅんを書き始めてから4年目に入ったがこういうのは初めてのことでもある。 ま、ほとぼりさめたら書くことにしましょう。 なんなんだよ〜、ちゃんと書いたらどうなのさ、といわれる方もおられるでしょう。 そのうちにね。 今日は塩持って帰ることにしよっと。 2月4日 「言葉尻をとらえる」ような話になっちゃうかな。 主に京都地方で使われる言葉として「・・・しはる」といういいまわし方がある。 僕は昔からこの言葉が好きで、もうかなり前のCMなのだが、京都の町屋の一角で着物姿の若い女性が通りを見ている。目当ての人物が現れたのかこちらに小走りで向かいながら、 「来はった、来はった、おとうちゃん来はったでぇ」 というのがあった。 何のCMだったのかはまったく覚えていないのだが、女性のこの言い方に京都の情緒を感じたものだった。 「丁寧語」というよりは相手に対する「尊敬語」、というのが国語的には正解なのだろう。 ところが最近テレビを見ていて、違った捉えられ方でしゃべっている人(というよりもこの場合は子供だったのだが)がいることに気がついた。 多摩川の「タマ」ちゃんと同類のアザラシが関西のどこかに出没して(この部分は全く曖昧なので間違ってたらすいません。まあ、この辺りのシチュエーションは関係ないので無視してください)、ローカルテレビ局のマイクがそのアザラシを見に来ていた女の子に向けられた。 「ちょっと顔だけ出さはった(ださはった)」 これと同じような使い方を僕自身に向けられた記憶がすぐに蘇った。 かなり前の話になるが、仕事があまりにも忙しく以前勤めていた事務所の後輩に当たる男に仕事を頼んでいたことがある。 電話をかけたら彼の奥さんが出てきた。 「え〜っと、ちょっとまたお願いしたいことがありましてね。K君はいらっしゃいますか?」 「Kは今ちょっとやすんではるんで、後で電話します。」 ものすごく違和感を覚えた。 それ使い方違うでしょ。・・・しはる、っていう言葉は尊敬語であって決して丁寧語ではないでしょうが。それに身内に対してそーゆーふーな言いまわし方を使うってのはおかしいんじゃあないんでしょうかねぇ・・・まあ、そのときは言わなかったけどね。 動物に対してもそう。その使い方はぜぇったいにおかしいし、親も注意しろってぇの・・・ まあ、そうむきになることもないのですがね。でも今度そんな使われ方したらにらんでやる。 で、もうひとつ気になる言葉ね。 主に関西地方だけでの話になると思うが、話の中の接続詞として使われる言葉で、 「オレなんかおまぇ」 というのがある。 一般的にはこうこう考える場合がある。それを自分に置き換えた場合はこう考えますよ、という場合によく使われることがある。 「僕の場合に置き換えるとこう思うんだけどね」が「僕はこう思うんだけど」を経て 「俺は思うんだけどさぁ」が関西弁に変換されて「オレ思うんやけどなぁ」 の派生語となって、 「オレなんかは」だけでは言葉が寂しいので、修飾語として「おまぇ」が付くことになる。 説明だけでずいぶん長くなっちゃったなあ。もう少しだけ書きます。 相手が自分と対等かまたは下の場合は許せる、と思う。 ただ、目上の相手に対してもついこの接続詞がでてしまうとなると「ちょっと困った人」となるわけで、以前勤めていた会社の部長が打ち合わせ先でついそう言ってしまったのを駆け出しの頃一緒に同席をしていた僕はそれを聞いてつい吹き出してしまった記憶がある。 その人は今はその会社の社長になっている。もうどこでも「オレなんかおまぇ」といえる立場ではあるけれど、そういう言葉は助長した方がいいと思いますね。 「オレなんかおまぇ、そんな言葉人前で使ったことないもんね。オタクそういう言葉使いはったことある?」 2月3日 今週は長かった。週明けにいきなり沖縄へ飛んで、帰ってきたら今度は寒い京都に飛ばされる。で、昨日は朝一から和歌山へ行き、週末の今日金曜はシラッキーギター教室へ行く。 そして帰ってきてこれを書いている。 効率がよかったせいなのか余裕を持って「うらじゅん」を書くのは久しぶりだ。 まだ午後9時を過ぎたばかり・・・ん?時計止まってるじゃん。 もう12時前だよ。 1週間は早い。 2月2日 今回はちょっと汚い話なので興味のない人は飛ばしてください。 バスの中で学生だと思われる女の子が二人でしゃべっていた。 聞くともなく自然に聞こえてきた言葉が 「・・・ほんまぁ、けったくそわるいわぁ」 である。 相手の女の子は一瞬たじろいだような間をおいた後、 「ほ、ほんまやね〜・・けったくそわるいなぁ」 この「けったくそわるい」という言葉を仮に漢字に置き換えてみるとすれば、 「蹴った糞、悪い」 直訳をすれば、蹴ってみたけれど質が悪いので・・・となる。・・・の部分はあえて省いてあります。 そういう言葉を若い女子大生が使っていることについてはものすごくギャップを感じてしまう。 公衆の中ゆえ、もう少し穏やかな言葉にこの際置き換えるべきだと、ワタシは思いますけどね。 「むかついちゃうわ」とか 「ホント頭にきちゃうぅ」 この方が女性としての尊厳が保たれるものだと思うんだけどねぇ。 その言葉だけで全人格に対して「けったくそわる」く見えてしまう。 言葉にもTPOがあるということをお忘れなく、とそのときは言いたかった。 ※ この言葉って絶対に「大阪弁」だと思ってたんだけど調べてみると、「富山弁」でした。 「いまいましい、気持ち悪い、或いはしゃくにさわる」という意味です。 パリ市街で横断歩道を渡ろうとしていた年配の女性が、犬の糞を踏んで滑って転びそうになったときに思わずいった言葉が、 「シット!」 ヨーロッパで一番印象に残った風景がそれだったと、長男は笑いながら言っていたのをバスの中でふと思い出してしまった。 2月1日 オフィスの向かいにある「東横イン123号店」は2日、つまり明日がオープン予定日だ。 今年に入ってから現場は夜中まで電気がつきっぱなしの状態で関係者は必死でオープン予定日に間に合わせるように頑張っていたと思う。 僕がオフィスを出る午前2時頃でも、作業着姿の若いおにいちゃんは玄関先でしゃがみこんで束の間の休息を摂っていた。おそらく彼は朝まで頑張っていたと思う。 東北地方だったか、「東横イン」の従業員がさまざまな努力をして客数を増やしていったという過程をテレビでやっていたような記憶がある。うん、あれって確かに「東横イン」だった、と思う。 その事業にかかわる人たちが意識を同じくして努力をし成果を出す。 当たり前のことではあるが具体的なアイディアを出し結果を出すというのは難しいものだと思う。だけど彼らはその努力を積み重ねて、123番目の店をオープンするに至った。 そこまではいい、そこまではいいんだけどさ、あのぉ、例の社長の記者会見って一体なんだ。 「あ〜、やっちゃいました、はい。」 あのねぇ、酔っ払ったオッサンが警察に言い訳してるんじゃあないんだって。 組織の代表があんなこと言っちゃあダメでしょ。 あの一言で、ワタシはもうお向かいの「東横イン」さんを利用しようっていう気持なくなっちゃったもんね。 意識レベルの低下は最近いろんなところで見られるようになった。 中川農水大臣にしてもそうだし、麻生外務大臣もそうだし、親玉の小泉純一郎にしても相も変わらないレベルの低いコメント。 ここからは雑誌の記事からだから話半分に聞いておいてもらいたいんだけど、アメリカの牛肉の加工工場の中には、働いている人のほとんどが英語がわからない。 だから、どの部位をどうさばくかってことなんか、一応説明はするんだけども理解はしないで電動ノコでガリガリやって、ほい、一丁上がりだっぺ、なんてやってるらしい。 脊髄液が他の肉に飛び散ってもお構いなし。検査しているのは若い女性で目視で良いか悪いかを判断している、ってことは正確じゃあないよね。 例えば、ホタテのカンヅメを生産している工場があって、そこにはロシアや中国、マレーシア、まあその他いろいろな国が実際にやってきて検査をしている。たまたま鳥のフンがそこに飛び込んだのを見て査察団はすべてをキャンセルして帰って行った。 断固として妥協を許さないという姿がそこにないとだめなんだけど、それができないのが日本。だから輸出する側としては甘く見ますわな。 で、「本当は後になってちょこっとだけ見に行きました」 なんて説明されても、誰が信用できますか。 見つかったら開き直りましょう、では通じなくなっちゃいますよ、オッサンたちよぉ。 |