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6月30日 I平最後の日は、J平の歓迎会にいつの間にか変わっていた。 都合よく「I」から「J」に変わるなんて、そりゃあアナタ、作るにもほどがあるんじゃあないですかぃ!と思う人もいるかもしれないが、事実だ。 「明日の土曜日に新しい会社から来いといわれてるんです。今日は控えめに・・・」 I平がそう言った。 「オレは、ビール飲むときは食べないんですよ。」 5本目のアサヒスーパードライを飲み干しながらJ平がそう言った。送別会よりも「ドライ」のようだ。 隣に座っているT田君は自分で選んだ「発泡酒」を半分飲んだところでふらふらしている。 「こんなんで酔うの?え〜〜、ほんまかいな!」 「こら、オッサン。T田君のほうがオッサンより年上だぜ。口慎みな!」 「オッサン、なんて田舎のオヤジにしか言われたことがないんですよ。ここへ来て急に頻繁に言われるような気がするんですけどね」 「オヤジにそういわれるんだったらそれで充分だよ」 「I平」は子供っぽい顔をしていたが言動は大人びていた。 「J平」はオッサン顔をしているがまだまだ子供だ。 『うらじゅんのI平さんネタがもう見られなくなると思うと、寂しいです。^^』 というメッセージをいただいているので、今後どう展開していこうか「I平」が辞めても悩みは尽きない・・・そういう問題じゃあないでしょ。 6月29日 「日本のサッカーが世界に追いつくっていうことはあり得るかな?」 「世界で有名な選手が引退したら日本に呼べばいいんですよ」I平がそう言った。 そういえば、「三都主」なんてこじつけた名前があるわけだから、 「ベッカムだったら?」「別噛」 「ジダンは?」「示談」 「ロナウド」「宇都では」 「ロナウジーニョ」「時如」 「ジーコは?」「ジーコ・浩二、なんてね」 ワールドカップでの選手名の表示はアルファベットなのであまり意味はないかも。 こういうバカなこと言いながら仕事をしているI平も、明日をもって晴れてコトブキ退社することになった。 6月28日 国土交通省が一級建築士の新たな制度見直し案を発表した。 一級建築士に新たな試験を課し、それに合格しなければ別名称の資格や2級建築士に降格をする、という内容になっている、らしい。 民間の確認申請機構が次々と業務停止になっており、構造の確認はまた役所で行いますよ、書類一式提出をしても、少しでも後になって変更があればまたぜ〜〜んぶ一式出し直しにしてくださいね、もちろん一連構造計算ソフトの結果としてNGは絶対出さないように。 便宜上「NG」とは出ても、その項目に対しては工学的な判断を行い説明を加えることで今までは問題は無かった。当たり前のことで、ソフトを作っているのはソフト制作のプロではあるが建築の構造に関するプロではない。最終的にそのあたり構造のプロが判断をすることで成立をしていたというのが流れだった。 それが例の事件の経過、そして処理のための結論としてそういう風潮になってきた。 「この仕事、嫌になっちゃいましたよ。もうワタシも長くはやらないですね、あほらしくって」 そういう話を最近よく耳にする。 役人の決めることに従うしかないのは確かで、「全部出し直し!」と言われればそうせざるを得ない。で、全部出し直しをする。 「ここはどうなのかな?ちょっと追加してよ」 「部分的な検討書を出せばいいでしょうか?」 「何言ってんの。全部出し直しだよ」 すべてを揃えての書類があればそりゃあアンタは責任は問われないわな。 だけどさ、じゃあいつまで審査やってるんだぃ。以前は3週間程度だったんだけど、もうとっくに1ヶ月は経ってるし、出しても新たな質疑を言われるばかりじゃあさ、建築の仕事やってるのに決して建設的な作業ではないんじゃあないですかぃ。 書式は揃える、ということはこちらの義務として、審査する側はいつまで経っても判を押さないっていうのはどう考えても片手落ちじゃあないかって、そう思うんですがね。 「1ヶ月くらいで通るんだったら、そりゃあ早い方ですよ」 昨日同業者にはそう言われた。 責任回避をするためにいつまでもぐずぐずしている役所の体制を改善する方が、「新一級建築士」の制度を作るよりも先じゃないかと思う。 民間の車は止めちゃあダメだよ。え?郵便の車は止めていいんだよ。当たり前でしょ。 ん?あそこの黒塗りの車?ありゃあ、アンタ、ヤー様のじゃない。注意なんて出来ないでしょうが、それより早く車動かさないとペタリと紙貼りますぜぃ! 「公平」という文字は今の日本では死語になりつつあるのかもしれない。 「公正」という文字は既に死んでいるしね。 6月24日 「おにいちゃんがテレビに出てたらしいよ。」 NZにいる長男が、どういう経緯かはわからないがテレビに出たらしい、ということを帰国している次男が言った。 「そんな話聞いてないよ。誰から聞いたの?」 「ケンタロー君から電話があってそう言ってたよ。」 ふうむ、親としてはその経緯がどんなものなのかが気になるところだ。 日本で、一般の若者がテレビに出たと言えば、事件現場でピースサインをしているか、携帯で電話しながら口を半開きにしてカメラを見つめている、そういうシーンしか思い浮かばない。 「内容はよくわからないんだけど、ラジオにも出てたっていうからバンドのことなんじゃないの?」 誰かの追っかけをやってラジオ番組でついピースサインをしてしまったか・・・。 今の日本ではこういった貧相な発想が先に出てくる、ような状況だ。 どういう事情なのかワタシに連絡するように。 今日は、長男への個人的な連絡としてのブログになってしまった。 6月23日 忘れていたことがひとつ。 「シラッキーギター教室」の時間ではなく、ギターの押え方、でもない。 今日はオフィスの誕生日だった。 まる11年を経過し、12年目に入る。 「オフィスの記念日だしさ、志賀さんの10周年ほどではないけどちょっと派手にやってみる?」 「26日がT田君の誕生日でしょ。そのときに一緒にやればいいんじゃない?」 まだまだ通過点に過ぎない「ジュンアソシエイツ」だ。 6月22日 検査の結果は■■■■・・・と、肝心な部分を黒塗りをして、「長い議論の末、国民の皆様の同意を得てこのたび解禁になることになりました」アメリカ産の牛肉、を安心して食べられると思う? それに国民のほとんどが疑わしく思っている「アメリカ産牛肉」を何の根拠を持って「国民の同意」といえるのかどうか、まともにテレビの前で話をすることの出来ない一国の代表がしらじらしく言ったところで、それを信じる人っているのかしらねぇ。 食べる食べないは各人の自由であるからして、食べなければいいわけなんだけど、その論理を僕が属している業界に当てはめてみれば、 「建物を検査した結果といたしましては■■■■■、で■■■■なわけでして、■■■■■■■■でしょ?ははは、いや〜、だから■■■■■■■■なので、安心して住めますよ、ハイ!もう間違いなし!!」 などという調査書を出されて誰がそこに住みますか?いたら顔が見たいもんだって。 その割には国の民間に対する調査は厳しい。 「この梁は既にヒンジが出来ておる。こんなのでもつのかどうか疑わしい限りである。安全性を直ちに証明せよ。」なんて質疑がくる。 数値の証明と、工学的に判断すれば全体崩壊にいたらないので問題はない、などという回答を、こちらとしては出す。 「ふ〜む、疑わしいが仕方がないか・・」 最終は設計者の判断であって、役所はそれを「確認する」ということだと僕は思っている。 それ以上についての指示はちょっと範囲外じゃあないんでしょうかねぇ、と言ってもみたくなる。 「客観的に判断して■■■■■■■■なので、問題はないと考える」 などと回答したらどうなることやら。 「他人には厳しく、自分には甘い」体質が蔓延している限りは自浄能力も学習能力も伴ってはいない、ってところが■■の■■なところだと思っとります。 6月21日 「見てもらったかな?」 メールを見るよりも先に電話が入ることが多くなった。 確かに、仕事をする上でメールは欠かせなくなった。それに電話で説明をするよりも、メールにメッセージを書いたり、スキャナーに通して「pdfファイル」や「ドキュワークス」で送る方が自分の意思を相手に伝達しやすいと思う。 ただ、電話の嵐の中、同時にメールをチェックするのはどうしても集中力を書く原因にもなってしまう。 「え〜っと、ちょっと待ってくださいね・・・今来てるみたいです・・・すぐに開きますので」 こういうときに限って、 「昨日の夜のこと・・・」 などという最近少し手の込んだ「ジャンクメール」が先に入ってくる。 メールアドレスは所詮アルファベットと数字の組み合わせだけだから、アトランダムに並べ替えて不特定多数の人間に送ることは可能だろう、可能だろうけどいまだにこんなのに引っかかるヤツがいるんだろうか? 「送られてそのままゴミ箱行きの運命のメール」は、はかないものだとは思うが、これが一日に何十通となって飛び込んでくるわけだから、しかも肝心なときにジャマするような状況にもなるので頭にはくる。 「まだみたいなので、開いたら連絡しますよ。」 で、大量のジャンクを掻き分けて仕事のメールを開く。 内容を確認してから、念のために「了解しましたメール」を送る。送った後で相手に電話をかける。 「メール確認しましたよ。で、その件で今メール送ったんですけど」 「ちょっと待ってね・・・あらら、ジャンクメールと一緒に捨てちゃったかな?」 便利なようで不便な世の中になったもんだ。 6月20日 久しぶりにアコースティック・ギターの弦を張り替えた。 で、ついでに弾いてみるのだが、「ブルース・ペンタトニックスケール」しか覚えていないのでこればかりになってしまう。 ただ、このスケールは「ブルース(ズ)」が基本なので、暗い感じが続く。 「どうやっても感じが暗いんですけど、どうにかなりませんか?」 思い切ってシラッキー先生にメールを送る。 「ワンパターンで暗い感じになるのが正解です」 と返ってきた。 仕事で疲れているときは、せめて「ジャンバラヤ」あたりを弾けるように練習しようと思っている。 その前に仕事でしょ。 6月19日 「これ、届いてたわよ」 T女史がテーブルに置いたのは、「建築知識」という雑誌だった。 建築構造に関する原稿を依頼され、締め切りギリギリまで訂正・加筆を行い、挙句の果てに「ですます調」がほとんどなかった文章に、しっかり「・・・である。」と締めくくられてそのまま印刷所へ回された、というものだ。 「なかなかいいじゃない。紙面もグリーンで統一されてきれいだしね〜・・・写真載ってないの?・・・あった!これじゃない?」 T女史が指差した先には「訴訟で係争中の小嶋進容疑者」が恨めしそうな顔をしてこちらを向いている写真が載っていた。 6月18日 盛り上がらない試合を、無理に盛り上げて騒ぎまくる、というところのものは少し前の時代の「何でもええから阪神タイガースやでぇ!」の関西地方と同じレベルだと思う。 勝っても負けても盲目的に持ち上げていく、というエネルギーをもう少しだけ違った角度から発しない限りはいつまでたっても同じだと思うんだけどね。 午後10時からの迫力のない「試合」は途中で寝てしまった。 その後の「ブラジル−オーストラリア」戦はつい時間を忘れてしまうような「ゲーム」だった。 放映する時間帯を買ってまで視聴率を上げるようなことをしてるんじゃあねぇ・・・ 6月17日 「いらっしゃいませ!何しましょ?」 「ミズとコメ!」 日本のレストランで働きたいといっている男に対して、じゃあどこまで通じるかテストをした結果、そういう答えが出てきた、ということをオーストラリアから久しぶりに帰国した次男が話していた。 日本にいる頃、緊張して 「アイアム・ア・ペン!」 と言ってしまった彼も、1年半ぶりに帰国すると、体つきは確かに痩せてペンのような細身ではあったが、言葉の方はかなり上達したようだ。 「ワールドカップのオーストラリア戦はパブで見てたんだけどさ、日本が負けた瞬間にOZに『ゴ〜メンナサイネェ〜〜』って日本語で言われたよ。」 OZ、地元のオーストラリア人のことをそう呼ぶらしいが、よくそんなときにパブ行ったもんだ。 今は海外よりも日本の方が治安は悪いわけだからたいしたことはないか。 6月16日 「米兵の払い下げのギター」は見つからなかった。 まあ、見つけたとしてもこの雨だ。買っても持って帰るのは苦労するに違いない。次回晴天のときに買うことにした。 朝一に那覇市のホテルから中部のある場所に移動をする。 ホテルの一室でリゾートマンションについての打合せを終え、また那覇に戻り打合せをするということになっている。 「例の結婚式場だけど、ここから近いんで見ていきますか?」 構造の部分でかかわった、マリンブルーの海沿いに先月の中旬オープンした結婚式場だ。 ここまで来たら見ないで帰ることはない。 「是非!」の一言で車は海沿いを走った。 たまたま空は晴れ渡り、海の青さと白い建物のコントラストが合い、素晴らしいロケーションを醸し出していた。 「まだ那覇に着いてない?え?どこなんですか?」 つい海の青さに時間を忘れてしまったせいか、仕事を忘れていた。 「観光シーズンなのか、高速が渋滞でしてね〜。えぇ、もうそこまで来てますので少しお待ちを・・・」 待ち合わせ場所である沖縄蕎麦屋の看板と、その傍で腕組みをし、レイバンのサングラスをかけたT氏の姿が妙にあやしいロケーションを醸し出していた。 こういう組み合わせも、いい。 6月15日 着陸前、手持ちのバッグからピンクの携帯を取り出し、慌しくメールを打ち始めた斜め前に座っていたド派手な女性、を見たときは、こいつとだけは同じ事故に巻き込まれたくない、そう思ったね。 飛行機の中で携帯を「ON」にしているというのは、トイレでこっそりと煙草を吸っていたひところのオッサン連中よりもタチが悪いと思う。ましてや、まだ飛行中に電磁波の強い携帯電話を操作するっていうのは、酔っ払ってフライトアテンダントに悪さをし、強制的に飛行機から引っ張り出されたオッサンよりもタチが悪い、と僕は思っている。国内線のたかだか2時間程度のフライトだ。少しは我慢できないもんかねぇ。 「凄い降りになってきたねぇ。」 コザ(古座と書き、今は沖縄市になっている)の外人バーのカウンターに座っていたT氏がそう言った。 沖縄に着いたときは、曇ってはいたがめずらしく雨ではなかった。 ひと仕事を終え、いつものバーに入った途端に激しいスコールのような雨になった。 中城村では、この長雨のためにまさに倒壊しかけているマンションがある。那覇市からこのコザという場所へ来る間に高速から遠目にしか見えなかったがその存在を現実に感じた。 「島尻泥岩」という地層は、通常は岩のように硬いんだけど、いったん水と混合するとドロドロになってしまうような性質だということで、まあ「カサカサに乾いた粘土」というふうに考えればいいかもしれない。 いろんなテレビ局が来ているであろうからなのか、那覇から出る間に渋滞あり、いたるところにパトカーありという状態だった。 「まあ、小川さん来るからさ、こんなもんじゃないの?」 4杯目のビールを飲み干しT氏はそう言った。 カウンターのひとつは、もうひとりの常連である「ネコ」に占領されていた。 がけ崩れの危険性のある立地条件に建ってるから仕方がない、といわれればそれまでで、考えてみれば僕が今住んでいる自宅マンションも同じような状況だ。他人事じゃあないぜ。 「小川さん、もう一杯飲むさ」 目の前に透明な液体が差し出された。 今度は「ハブ酒」ではなく、「泡盛」のオンザロックスだった。 この雨が上がったら、このコザ外人ストリートでギターでも探してみよう、と常連のT氏と「ネコ」を見ながらそう思った。 6月14日 「あのさぁ、そろそろノートダメみたいなんだけどね」 「ほこりでも詰まってるんじゃない?これでシューっとやってみたら?」 エアーダスターの缶をデスクの前に置かれた。 「XPなんだけど途中でフリーズすることが増えたんだよね。それにアウトルックも動かなくなっちゃったし」 「コード抜けてるかもよ」 「DELLのさ、12インチなんだけど、これがまた軽そうだし、出張するときにいいんだけどね。」 「売上げ上がってからね。ノートは高い!」 このうらじゅん書いてるときもフリーズするんだって。 新しいパソコン欲しいよ〜〜 6月13日 普段おとなしいT田君はワールドカップのことになると熱くなる。 「試合で負けて誰か頭を坊主にしたらしいわね」T女史 「坪井選手じゃない?」僕 「もともと坊主ですぜ」I平 「もうその話したくないです」T田 「坪井って途中で足痙攣して退場した選手?」T女史 「やっぱり炎天下だと塩分が足りないんだよね」僕 「試合終わるまで我慢するの?」T女史 「ゴールあたりに飲み物置いてますよ。」I平 「やっぱりねぇ、でないと倒れちゃうもんね」T女史 「塩分足りないとさ・・・」僕 「どうしようもないときは、こっそり大汗かいてる相手選手の首筋舐めて塩分補給するらしいよ」僕 「え〜〜、じゃあベッカムなんかみんなから舐められるのかなぁ〜」T女史 「食事時にやめてください!」セイラ T田はどこいっちゃったんだよ 6月12日 「日本の試合放送しないんですね」 T田君がI平にそう言った。 「んなぁわけないでしょ。他の国の試合は放送してるんだから、絶対やるって。」 ワールドカップの日本―オーストラリア戦のことだ。 「T田君ね、この試合をテレビで放送しなかったら日本国民が黙っちゃいないわよぉ!あんんたぁなにかんがえてんのよぉぉぉ・・」 T女史が黙っちゃいなかった。 単にT田君の新聞ではなく、ネットで別の曜日を見ていたという間違いに過ぎなかったわけだが、オフィスの中も少しばかりピリピリしている。 「巻の靴の色知ってる?芝生とおんなじみ・ど・りなのよぉ。足が芝生と保護色でしょ。どこからボールが飛び出すかわかんないから脅威なのよねぇ」 「ユニフォームを芝生色にすればもっと脅威なんじゃないの?どこに選手が潜んでるかわかんないからもっと脅威なんじゃないの。」 サッカーにかけては素人のT女史と僕の会話はそういうものだ。 「ボールに回転を与えないように蹴るでしょ。これをヘディングすると鞭打ちになっちゃうんですよ。」 サッカー経験のあるI平は少しばかり専門的な話をしている。 「遠くからそんなのが飛んでくるとこわいですよぉ」 「実際にヘディングしたことあるの?」 「ありますよ」 「で、どうなった?」 「肺に穴が開きました」 午後8時を過ぎた頃から仕事に加速をかけ、8時30分頃オフィスを出る。 自宅に戻ってシャワーを浴び、クラシックラガーの瓶をジョッキに注ぎながらソファに沈み込む。 いつもより早く家に帰ってきて自分の場所を占領された猫のココは目を丸くしている。 で、結果がこれです。 まあ、何が何でも日本だぁぁ!!なんて熱狂的なファンではなく、前回よりもどの程度成長したのかな、という程度で見ていたわけなので、終わってみればこんなもんかというくらいなんだけど、やっぱり「ひ弱さ」というのか「執着心」がないというのか、逆転されたあとのシュートをあっさりはずしてしまうところは以前と変わっていない。 それに比べるとオーストラリアの選手は逆転してももう1点取りに行ってる。 「これでもくらえ!」というような意地がないもん、日本にはさ。 解説者たちの表情はもうお通夜だし、出る言葉は 「これからですよ」とか「日本の流れだったんですけどね・・」 違うでしょ。トコトンやってやるぜぃという気持ち持ってないからじゃないの? WBCで盛り上がったあのイチロー選手のゲーム感覚なんかを分析するとか、そういうものを活かしてメンタルなトレーニングにも時間をかけるべきだったんじゃないか、と素人のワタシはそう思うんですけどね。 6月10日 階下に行こうと下向きのボタンを押す。下からエレベーターが上がってこの階で止まって下へ行くならばピンポンと鳴って扉が開く、と思っていたらピンポンと音が鳴ったままで上に行ってしまった。シンドラー製のエレベーターではないけれど、こういうのは恐い。 指先に火のついた煙草を挟みながら歩道橋の真ん中で携帯でしゃべっている女の子、が恐い。 バックミラーで後ろをふと見た瞬間、ハンドルの位置からかろうじて頭が出ているサングラスを掛けた若い女性が見えた。さほど大きな車種ではない「カリーナED」がとっても恐かった。 こんな恐いことが街に出たら転がっているので週末は自宅で「ずるやすみ」をすることに決めた。 6月9日 B♭からのブルースのスケールは覚えたもんね。 それに11とか13とかのつく難しいコードの押え方もばっちり。 「これ覚えないと先に進めませんからね」 とシラッキー先生に脅しをかけられたものだから意地でも覚えましたとも。 最近一緒に習っているY君は若いので指が動く。 運動不足だけではなく指の動きの緩慢さまで感じてしまう「シラッキーギター教室」だ。 アドリブは彼に任せて、私はこのコード進行で挽回しましょう。 これで、どやっ! 「リズムがアドリブを殺してるんでもう少し押えてね。やさしく会話するように、こう・・」 確かに「シラッキー師匠」の音は違う。 彼からすれば、今の僕は「ジャイアンのライブ」のように感じているのかもしれない。 6月7日 「今日は何時頃待ち合わせしましょ?」 オフィスに夕方電話が入った。 「え、え〜〜っとそうですね、7時くらいはどうです?」 「ちょうどええわ、そんくらいでいきましょか」 曜日を間違えており、実は約束の日時は今日ではなく明日だと思っていた。 電話やメール、FAX、その他ジャンク電話(融資、勧誘、宗教、小豆相場、村上ファンド等々)をこなしていくうちに、 「今何曜日なんだ?」 というところのものがわからなくなってしまう。 電話をしながら約束の日時を確認するために手帳は広げる。 広げるが、「あれ?今何月だっけ?」ということすら忘れてしまうことも多い。 「じゃあ、来週の15日にしましょうか。5月の・・・」 「今6月ですよ。」 ことほど左様に時間に流されてしまっているので曜日の感覚はない。 「週末になると疲れが出てきちゃって・・」 「月曜ですよ」 「今日は水曜日だっけ?」 「木曜日です」 「え?じゃあ締め切りは・・・今日じゃん」 「シラッキーギター教室行かないんですか?」 「明日だよ」 「明日は土曜ですけど・・・」 「今何時だっけ?」 「7時過ぎたところです」 7時30分の教室に間に合わせるのが精一杯だ。 「ブログ書いてないでしょ」 「昨日書いたけど?」 「それは先週の『昨日』ですよ」 そういうわけで、すっかり忘れてた、という言い訳を書くためにここまで引っ張った、というわけでは決してないですので・・・ 6月1日 ミーティングを開きメモをスタッフに渡す。 ワープロで書いているような時間はさらさらないので、手書きで書き飛ばしたスケジュールをコピーして渡す。 「この仕事は●君にやってもらうね。計算は○日までで図面は×日。いいかな?」 「わかるんですけど、この『平屋』ってメモしてるのはこの仕事のことですか?」 I平が聞いた。 「そうだよ、この物件のことなんだけど、さっき電話で話を聞いているときにこっちにもメモしちゃったんだ。同じです。」 「この7月7〜8日って書いてあるのは?」 「あ、それ無視しておいて。単なるメモだから、メモ・・ははは」 「あ、小川さん。7月の7日に南十字星が見える島、行きません?ほんの一日だけ余分にスケジュール取っておけばいいじゃない。どうします?」 「行きます!」 そのときに書いた日付がこれだった。 消しておくべきだった・・・。 |